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【2022年版】職業訓練人気ランキング(279科目調査)

2022年9月5日

職業訓練(ハロートレーニング)では、さまざまな種類のコースが毎月全国で開講されています。
最近はオンライン受講も増え、通いやすくなったのではないでしょうか。

就職に繋げるため、パソコンを学ぶ講座からプログラミング、簿記、宅建、医療事務、介護とその種類はさまざまです。多くの場合、失業給付等の給付を受けながら無料で受講することができます。

では、一体どのような分野があるのか、またその応募状況はどうなっているのかを1年間調査してランキング形式にしてみました。これを見ることで、今どの分野に人気が集まっているかわかるかと思います。

データとして用いたのは、民間教育機関で行われている東京都のデータです。
参照元:TOKYOはたらくネット

調査期間:1年間(2021年9月~2022年8月開講分まで)
訓練種類:東京都民間委託訓練
コース数:279科目

総定員数:7,063名
総応募者数:9,478名
合格者数:6,226名

平均応募倍率:1.34倍

279の科目をそれぞれ10種類の分野別に分類して集計しています。

このデータを見ることで、今現在どのような職業訓練コースが開催されているのか、またどのようなコースが人気があるのかを参考にしていただければと思います。

過去のランキングは以下より参照願います。
【2020年】職業訓練人気ランキング 
【2019年】職業訓練人気ランキング 
【2018年】職業訓練人気ランキング 
【2017年】職業訓練人気ランキング 

 

職業訓練コース別人気ランキング

調査内容:東京都民間委託訓練の応募倍率
調査期間:2021年9月開講~2022年8月開講分まで
調査方法:279科目を10種類の分野に分類して比較
※コース名の右側の数字は募集コース数

種類別のランキングは以下の通りです。
※それぞれコース名をクリック頂ければ詳細ページが表示されます。

コース種類 定員 応募者 倍率
1位 WEB制作 (48) 1,292 2,955 2.29
2位 プログラミング(Java・Python) (25) 592 1007 1.70
3位 貿易・国際ビジネス (14) 355 478 1.35
4位 簿記会計・社会保険 (45) 1,125 1,343 1.19
5位 CAD・宅建・不動産 (19) 472 548 1.16
6位 パソコン・オフィス (61) 1,599 1,829 1.14
7位 サーバー・ネットワーク (15) 362 360 0.99
8位 医療事務 (28) 705 573 0.81
9位 観光トラベル (7) 210 152 0.72
10位 介護 (17) 351 233 0.66
合計 全279講座 7,063 9,478 1.34

1位はWEB制作、2位はプログラミング(Java・Python)

ランキングで1位に輝いたのがWEB制作です。

WEB制作の応募倍率が2.29倍であることから、応募したとしても二人に一人は不合格となります。

WEB制作には「Webサイトデザイン科」「Webサイトクリエータ科」「Webデザイナー・ディレクター養成(オンライン)科」などが含まれます。

WEBサイトの制作(クリエイター、デザイナー)は、企業や官公庁などから依頼されたWEBサイトを制作する仕事です。そのWEBサイトを一から作成する為の技術を身につけるコースになります。

パソコンのスキルがある程度必要であるため、パソコン初心者には不向きかもしれません。

2位はプログラミング(Java・Python)のコース

プログラミングには「Java&Pythonシステム開発科」「Javaシステム科」「Excel VBA・オフィス実践科」などが含まれます。

JavaやPython(パイソン)は特に人気のあるプログラム言語です。スマホアプリ作成やWEB制作にも使用されています。業界アナリスト企業であるRedMonkが発表した2022年第1四半期のプログラミング言語の人気ランキングではJavaは3位、Pythonは2位を獲得しています。(1位はJavaScript)

ちなみにJavaとJavaScriptは全く別のプログラム言語で、JavaScriptは主にWebページの見栄えを良くするために使われる言語です。WEB制作に関する時間ではJavascriptを学ぶ場合もあります。

3位は貿易・国際ビジネス

貿易・国際ビジネスには「貿易実務科 」「国際コミュニケーション・貿易ビジネス科」「国際ビジネス科」などが含まれます。

主に貿易事務など、海外取引業務に関連する職業訓練です。職業訓練の中では数少ない英語や中国語を学ぶカリキュラムが含まれているコースもあります。

語学力を活かした仕事をしたい、グローバルな視野を身につけたい等の理由で応募されているからが増えています。

上位3コースについて説明してきましたが、WEB制作やプログラミングはここ数年変わらず人気のあるコースです。

職業訓練コース数ランキング

ここでは募集の多いコース(分野)をランキングしています。

調査内容:東京都民間委託訓練の応募倍率
調査期間:2021年9月開講~2022年8月開講分まで
調査方法:279科目を10種類のコースに分類して比較
※コース名の右側の数字は募集コース数

コース種類 募集回数 応募人数
1位 パソコン・オフィス 61 1,829
2位 WEB制作 48 2,955
3位 簿記会計・社会保険 45 1,343
4位 医療事務 28 573
5位 プログラミング(Java・Python) 25 1,007
6位 CAD・宅建・不動産 19 548
7位 介護 17 233
8位 サーバー・ネットワーク 15 360
9位 貿易・国際ビジネス 14 478
10位 観光トラベル 7 152

1番開催の多いコースは、パソコン・オフィス関連です。
主にパソコン操作とオフィスソフトの使用方法を学びます。
また就職で有利になるようにMOS(Microsoft Office Specialist)の資格勉強も行います。

やはり就職に繋げるためにはパソコン操作は必須です。パソコンが使えないと就ける仕事が限られてしまいます。特にオフィスで使われるのがワード(Word)とエクセル(Excel)。このコースではワードとエクセルを実際に使ってみて学ぶことができます。

2位のWEB制作も年々開催数が増えています。職業訓練の中では一番人気のあるコースです。
応募倍率も2倍以上もあるため、今後も開催数は増えて行くことが予想されます。

まとめ

東京都で開催している「公共職業訓練(民間委託訓練)」の過去1年間の応募状況をまとめました。
今回の調査も東京都限定ではありますが、ある程度の人気度はわかるかと思います。

やはり毎年ですがWEB制作は人気があります。パソコン1台あれば手軽にできますし、どこかしらクリエイティブでかっこいいと感じているかもしれません。

しかし実際のWEB制作の仕事は「顧客の要望通りの仕事」をすることです。そこに大事なのはコミュニケーションで顧客との調整に多くの時間を取られます。また、WEB制作だけ特別に求人が多いというわけではありません。

応募する際は、まず就きたい仕事を研究してそれにふさわしい職業訓練を選びたいものです。

職業訓練に通うには必ずハローワークで相談し、且つハローワークで申し込まなければなりません。また職業訓練は申込み締め切りが早いため(開催1ヶ月前には募集締切が多い)早めの行動が大切です。

もし職業訓練に興味があれば、最寄りのハローワークで情報収集しましょう(パンフレットやどのようなコースがいつ開催されるか等)。そして実際に職業訓練校に見学にいくことです。職業訓練を受講するにはタイミングが本当に大切になります。

 

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