職業訓練コース一覧

介護の職業訓練(介護職員初任者研修・実務者研修)

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自立して日常生活を送ることが困難な高齢者や障がい者に対して支援を行うための専門的なスキルや資格を身につけるコースです。

介護系の職業訓練には大きく分けて2つに別れます。

1.介護職員初任者研修(3ヶ月)
2.実務者研修(6ヶ月)

主な違いは訓練期間と取得できる資格の違いです。

今後、介護職員として長く仕事を検討しているのであれば、介護職員実務者研修を取得した方がよいでしょう。
国家資格である「介護福祉士」を取得する際は、以下の図のように実務経験3年にプラスして、実務者研修が必須となるからです。

まずは気軽に介護について学びたいとの考えであれば、介護職員初任者研修でも構わないでしょう。

また、この介護資格は以前ヘルパー資格と呼ばれていました。

・ヘルパー1級 ⇒ 実務者研修
・ヘルパー2級 ⇒ 介護職員初任者研修

に対応します。

 

介護職員初任者研修(訓練内容)

以下は、介護職員初任者研修の実際のカリキュラム例です。3ヶ月コースです。
訓練が終了すると「介護職員初任者研修」の資格が取得できます。

科目 科目の内容 時間
学科 就職支援 履歴書・職務経歴書の作成方法、面接指導・ロールプレイング 18
安全衛生 介護職における健康管理 2
職務の理解 多様なサービスの理解、介護職の仕事内容や働く現場の理解 9
介護における尊厳の保持・自立支援 人権と尊厳を支える介護、自立に向けた介護 3
介護の基本 介護職の役割、専門性と多職種との連携、介護職の職業倫理、介護における安全の確保とリスクマネジメント、介護職の安全 3
介護・福祉サービスの理解と医療との連携 介護保険制度、医療との連携とリハビリテーション、障害者自立支援制度およびその他制度 6
介護におけるコミュニケーション技術 介護におけるコミュニケーション、介護におけるチームのコミュニケーション 6
老化の理解 高齢化に伴うこころとからだの変化と日常、高齢者と健康 4
認知症の理解 認知症を取り巻く状況、医学的側面から見た認知症の基礎と健康管理、認知症に伴うこころとからだの変化と日常生活、家族への支援 12
障害の理解 障害の基礎的理解、障害の医学的側面、生活障害、心理・行動の特徴、かかわり支援等の基礎的知識、家族の心理、かかわり支援の理解 6
こころとからだのしくみと生活支援技術(基本知識) 介護の基本的な考え方、介護に関するこころのしくみの基礎的理解、介護に関するからだのしくみの基礎的理解、技術演習の留意点 18
振り返り(知識) 振り返り、就業への備えと研修終了後における継続的な研修 3
修了試験 課程全体の知識習得度に関する修了評価および解答解説 3
同行援護従業員養成研修(一般課程) 視覚障害者(児)福祉の制度とサービス、同行援護の制度と従業者の業務、障害・疾病の理解①、障害者(児)の心理①、情報支援と情報提供、代筆・代読の基礎知識、同行援護の基礎知識 24
同行援護従業員養成研修(応用課程) 障害・疾病の理解②、障害者(児)の心理② 3
実技 こころとからだのしくみと生活支援技術(生活支援技術) 生活と家事、快適な居住環境と介護、こころとからだのしくみと自立に向けた介護(整容、移動・移乗、食事、入浴・清潔保持、排泄、睡眠)、終末期介護 90
こころとからだのしくみと生活支援技術(生活支援技術演習) 介護課程の基礎的理解、総合生活支援技術演習 18
レクリェーション演習 レクリェーションの必要性と方法 6
コミュニケーション演習 高齢者とのコミュニケーション演習、壁面作成 12
振り返り(演習) 介護模擬演習 3
こころとからだのしくみと生活支援技術(生活支援技術) 基本技能、場面別応用技能 18
こころとからだのしくみと生活支援技術(生活支援技術演習) 場面別基本技能、交通機関の利用、場面別応用技能 24
職場見学、職場体験、職業人講話 介護施設・介護事業所の見学(1日)、介護施設・介護事業所での体験(2日)、介護従事者より、介護現場の状況・求められる人材についての講話 21
職業訓練時間総合計312時間(学科120時間 実技171時間 職場体験21時間)

実務者研修(訓練内容)

以下は、実務者研修の実際のカリキュラム例です。6ヶ月コースです。
訓練が終了すると「実務者研修」の資格が取得できます。

科目 科目の内容 時間
学科 入所式・オリエンテーション・修了式 入所式・オリエンテーション(3h)、修了式(3h) 6
就職支援 履歴書・職務経歴書作成指導、面接指導、ジョブ・カードの作成支援 18
人間の尊厳と自立 人間の尊厳と自立、総括・法定講習以外(4h) 9
社会の理解Ⅰ 介護保険制度、総括・法定講習以外(4h) 9
社会の理解Ⅱ ①生活と福祉 ②社会保障制度 ③障害者自立支援制度 ④介護実践に関連する諸制度 30
介護の基本Ⅰ ①介護福祉制度 ②尊厳の保持、自立に向けた介護の考え方と展開 ③介護福祉士の倫理 10
介護の基本Ⅱ ①介護を必要とする人の生活の理解と支援 ②介護実践における連携 ③安全衛生の確保 20
こころとからだのしくみⅠ 介護に関係した身体の仕組みの基礎的な理解(移動・移乗・食事・入浴・清潔保持・排泄・着脱・整容・口腔清潔) 20
こころとからだのしくみⅡ(学科) ①人間の心理 ②人体の構造と機能 16
発達と老化の理解Ⅰ ①老化に伴う心の変化と日常生活への影響 ②老化に伴うからだの変化と日常生活への影響 10
発達と老化の理解Ⅱ ①人間の成長・発達 ②老年期の発達・成熟と心理 ③高齢者に多い症状・疾病等と留意点 20
認知症の理解Ⅰ ①認知症ケアの理念 ②認知症による生活障害、心理・行動の特徴 ③認知症の人とのかかわり・支援の基本 10
認知症の理解Ⅱ ①医学的側面から見た認知症の理解 ②認知症の人や家族への支援の実際 20
障害の理解Ⅰ ①障害者福祉の理念 ②障害による生活障害、心理・行動の特徴 ③障害児者や家族へのかかわり・支援の基本 10
障害の理解Ⅱ ①医学的側面から見た障害の理解 ②障害児者への支援の実際 20
コミュニケーション技術 ①介護におけるコミュニケーション技術 ②介護場面における利用者・家族とのコミュニケーション③介護におけるチームのコミュニケーション、総括・法定講習以外(4h) 24
介護過程Ⅰ ①介護過程の基礎的知識 ②介護過程の展開 ③介護過程のチームアプローチ 20
介護過程Ⅱ ①利用者の状態(障害、要介護度、医療依存度、居住の場、家族の状況)における事例、②事例における介護過程の展開、総括・法定講習以外(3h) 28
医療的ケア(学科) ①医療的ケア実施の基礎 ②喀痰吸引(基礎的知識) ③経管栄養(基礎的知識、総括・法定講習以外(4h) 54
実習事前事後演習 ①実習の目的 ②実習日誌の記載方法 ③心構え、マナー ④実習の経験内容 ⑤気づき、反省点 ⑥自己の介護感 12
実技 こころとからだのしくみⅡ(実技) 身体の仕組み、心理・認知機能などを踏まえた介護におけるアセスメント・観察のポイント、介護・連携の留意点(移動・移乗・食事・入浴・清潔保持・排泄・着脱・整容・口腔清潔・睡眠・終末期の介護)、総括・法定講習以外(4h) 48
生活支援技術Ⅰ ①生活支援とICF ②ボディメカニクスの活用 ③介護技術の基本(移動・移乗、食事、入浴・清潔保持、排泄、着脱、整容、口腔清潔、家事援助) ④環境整備、福祉用具の視点 20
生活支援技術Ⅱ ①利用者の心身の状況に合わせた介護、福祉用具の活用、環境整備(移動・移乗・食事・入浴・清潔保持・排泄・着脱・整容、口腔清潔・睡眠・終末期の介護)、総括・法定講習以外(4h) 34
介護過程Ⅲ ①介護過程の展開と実際(20h) ②介護技術の評価(25h)、総括・法定講習以外(15h) 60
医療的ケア(演習) 喀痰吸引等演習(口腔、鼻腔、気管カニューレ内部)、経管栄養演習(胃ろう、腸ろう、経鼻経管栄養)、救急蘇生法演習、総括(18h) 24
企業実習 カリキュラムは別途作成 72
職業訓練時間総合計618時間(学科360時間 実技186時間 職場体験72時間)

主な取得可能資格

介護職員初任者研修(初任者研修コース)
実務者研修(実務者研修コース)

訓練修了後、新たに資格試験を受ける必要はありません。
基本的には「必須の講義」を受けていることが条件です。

職業訓練以外で行なう講座との比較

介護の資格はわざわざ3ヶ月等の職業訓練を受けなくても民間でも受講できます。
お金はかかりますが、短時間での資格取得も可能ですし、自宅近くで開催していることも多いです。

かかる費用はおよそ8万円から10万円程
以下、カリキュラム例です。

科目 科目の内容 時間
職務の理解 (1)多様なサービスの理解(2)介護職の仕事内容や働く現場の理解 6
介護における尊厳,の保持・自立支援 (1)人権と尊厳を支える介護(2)自立に向けた介護 9
介護の基本 (1)介護職の役割、専門性と多種職との連携 6
介護・福祉サービスの理解と医療との連携 (1)介護保険制度(2)障害者総合支援制度およびその他の制度(3)医療との連携とリハビリテーション 9
介護におけるコミュニケーション技能 (1)介護におけるコミュニケーション(2)介護におけるチームのコミュニケーション 6
老化の理解 (1)老化に伴うこころとからだの変化と日常(2)高齢者と健康 6
認知症の理解 (1)認知症を取り巻く状況(2)医学的側面から見た認知症の基礎と健康管理(3)認知症に伴うこころとからだの変化と日常生活(4)家族への支援 6
障害の理解 (1)障害の基礎的理解(2)障害の医学的側面、生活障害、心理・行動の特徴、かかわり支援等の基礎的知識(3)家族の心理、かかわり支援の理解 3
心とからだの仕組みと生活支援技術 基本知識の学習,(10~13時間程度) 75
生活支援技術の講習・演習(50~55時間程度)
生活支援技術演習(10~12時間程度)
振り返り (1)振り返り(2)就業への備えと研修修了後における継続的な研修 4
人権学習 高齢者問題をはじめとする人権問題 1.5

主の就職先の業種、職種

  • 特別養護老人ホーム
  • 介護老人保健施設
  • 有料老人ホーム
  • デイサービス
  • グループホーム
  • 病院、訪問介護
  • 障害者施設などの支援員等

上記施設等での介護スタッフ、

介護の求人で求められる経験・資格

初任者研修、ヘルパー2級、介護福祉士の有資格者の募集が多い。
無資格者でも資格取得制度ありの求人もある。
朝夕の送迎のしごとがある場合は、普通自動車免許は必須の求人あり。

まとめ

ほとんど毎月、介護の職業訓練は開催されています。その理由としては、介護職員の求人需要が多いからです。

介護のコースは短くても2ヶ月は通う必要があります。
民間でお金を払って受講するコースでは1ヶ月で終わる場合もあります。
本来は初任者研修の場合は130時間学べば資格取得できますが、職業訓練の場合、多くのコースが3ヶ月(倍以上)学ぶことになります。

訓練期間中は座学だけではなく、生徒同士での実習もあります。
また、実際の施設への実習(1週間程)もあります。

介護の仕事であれば、多くの求人が出ています。そして以前に比べて待遇面では改善されつつあります。施設での介護であれば、夜勤は必須のところが多いです(多くは週1回)。男性の場合は、送迎を任されることもあります。

介護のシゴトは向き不向きがあります
こればかりはやってみなければわかりません。

ほとんどの介護者は高齢者で、中には認知症や暴力を振るう人もいます。
食事や下の世話、身体を拭いたり、お風呂に入れたり、また寝たきりの人の体の向きを一定期間ごとに変える必要もあるかもしれません。給料の割には大変な仕事です。

年中人手不足というのもあるので、限られた人数で対応もしなければなりません。
介護という仕事にやりがいを持てるかが大切です。

 

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