職業訓練の役に立つ話

20代におすすめの職業訓練

2018年1月2日

ここでは私が20代の方におすすめする職業訓練をいくつか紹介していきます。

職業訓練にはさまざまな種類があります。
また地域によっても開催時期や内容も異なります。

東京などでは毎月のように新しい職業訓練コースがいくつも開講されています。
そのために実際に悩まれている方も多いのではないでしょうか。

就職活動をする上で年齢はとても大切な要素です。一番大事といってもいいでしょう。
20代というのは、選ばなければ仕事はあります。

ですが就職に就きやすい仕事ではなく、選びたいのは一生涯の仕事にできるかどうか。
悩まれている方は参考にしていただければと思います。

 

20代におすすめな職業訓練

限りある職業訓練の種類の中、以下5つの職業訓練をおすすめします。

  • 簿記・経理・会計
  • 国際コミュニケーション、国際ビジネス、貿易実務
  • プログラミング
  • 医療事務
  • パソコン(Word、Excel)

以下はその理由です。

簿記・経理・会計

ビジネスの世界では数字が全てです。
会計はビジネスの世界共通言語と言われています。

売上が○○で、かかった費用が○○。差し引いた金額から税金を支払うと最終的な利益は○○になる。
利益を増やすためには、銀行からお金を借りて○○に投資した方がよいのではないか・・・等

日々の活動をまとめた財務諸表(会社の成績表のようなもの)を分析することで今後の方向性が見えてきます。こういった知識をつけることはビジネスマンとしては非常に重要なこと。

将来独立するときにも会計の知識はとても役立ちます

経営分析までは職業訓練では行いませんが、どのような職種であっても今後役立つと考えます。
まずは簿記2級の資格取得を目指すのもありです。

事務職は年々減らされているのが現状です。今後もこの傾向は続くでしょう。今後を生き残るためには事務職として経験を積むよりは、経理という専門職での経験を積みたいものです。

経理職は「几帳面で細かいことによく気が付く方に」向いていると言われています。どちらかというと地味な仕事。数字を見るのが嫌い、細かい作業が苦手という人に方には向きません。経理のこと、簿記のことを十分調べた上で興味がもてるかどうかで判断しましょう。

簿記2級は独学でも取得できる資格です。もちろんある程度の勉強時間の確保は必要です。数字が強い方、ある程度知識がある方は職業訓練に通う必要はないかもしれません。

簿記・経理・会計の職業訓練コース、簿記の資格

国際コミュニケーション、国際ビジネス、貿易実務

今後の世界情勢を考えると、日本だけでビジネスを行なうことはできません。
アメリカやヨーロッパだけでなく、中国や韓国台湾などの資本もどんどん日本に入ってきています。

国際感覚を養うためにも貿易の知識は今後必要になってきます。
さらに英語や中国語を学ぶ職業訓練はこのコースしかありません。

本音を言えば、職業訓練関係なく、20代の今は国内ではなく海外に目を向けてほしい。日本だけに留まっていたらもったいない。
多くの可能性があるのが20代。20代だからこそ出来ることもあります。

思い切って海外に飛び出すのもあり
外から日本のことを眺めなければ本当の日本のことはわかりませんし、新しいビジネスモデルも見つかるかもしれません。

国際コミュニケーション、国際ビジネス、貿易実務(職業訓練・資格)

以下の記事も参考にしてください。
転職のすすめ(一つの仕事だけでは生き残れない)

プログラミング

文部科学省は2020年以降に小学生からプログラミング教育を必修化しようとしています。
その理由としては「論理的な思考の育成を目的」とするため。

たとえ生業(なりわい)とはしなくても、将来プログラミング能力は役に立つというのがその理由です。

IT業界は今は人手不足です。その原因としては残業が多く家にも帰れないというブラックの印象も含まれています。実際に3K(きつい・帰れない・給料が安い)と言われるくらい酷い状況のところもあります。IT業界の仕組み自体を変えないと改善は難しいのかもしれません。

ですが今以上に悪くなることは考えづらい。

今後は改善されると思いますし、会社に所属しなくとも、個人として独立して仕事を行なうこともできる業界です。20代だからこそ飛び込める仕事です。

ますますプログラマーが必要になる時代。
冷蔵庫にも玄関ドアにも靴にも時計にもバッグにも、今後はありとあらゆるものにICチップが組み込まれ、それが複合的に情報として活用されることでしょう。
セキュリティ対策も重要な課題です。

細かい作業が好きで、ものづくりに興味があればおすすめの仕事です。

プログラミング(Androidアプリ開発)の職業訓練と資格

医療事務

医療事務は女性におすすめの職業訓練です。

受付や会計、レセプトを作成するのが仕事。
レセプトとは毎月ごとに健康保険組合に提出する診療報酬明細書のことです。

給与が安いのが欠点ですが、求人数も多く、比較的身近で通いやすい場所にあるのがメリットです。
また出産、育児後など、いくつになっても働くことができます。

通信教育の人気ランキングでは医療事務や調剤事務は常に人気の資格です。

医療事務の職業訓練(医療医務の資格について)

パソコン(Word、Excel)

20代でもパソコンを使えない人は多い。
今は、スマホやタブレットがあれば事足りる時代です。

しかし会社内ではパソコンができないと仕事になりません。
特に事務職ではWord(ワード)、Excel(エクセル)は必須です。

一見関係なさそうな清掃や警備の仕事でもパソコンを使っての勤怠管理や報告書の作成を求めらます。

パソコンが出来ないばかりに求人への応募ができないこともあるのではないでしょうか。
パソコン操作が出来る方」などの求人も数多く出されています。

3ヶ月毎日勉強することで、ある程度のパソコン操作は出来るようになりますし、インターネットやセキュリティのことも理解することができます。

パソコンを学ぶ職業訓練(MOS資格が取れる)

20代に求められているもの

20代ではそれほど高い能力は求められません。

20代で求められることは「ポテンシャル」です。
ポテンシャルは「可能性や伸びしろ」と言い換えることができるでしょう。

ポテンシャルを感じさせてくれるような人を企業は求めます。それは「誠実さと熱意」。
仕事の経験や資格がなくても「誠実に熱意をもって仕事に向き合う姿勢」があれば採用の確率が高くなります。

逆にコミュニケーション能力が欠けている人」は採用されにくい。

よっぽど特殊能力を持ち合わせていなければ別ですが、これはどの年代にも言えることです。
会社は人と人の繋がりで出来ている組織だからです。

ですが大多数の人はコミュニケーションが苦手と感じています。自信を持って「コミュニケーションが得意です」と言い切れる方が少数派。
コミュニケーション能力は人と接することで、自分が成長することで、徐々に向上していくものです。ある程度の慣れが必要なんです。

さいごに

ここでは20代におすすめな職業訓練について紹介してきました。

日本では新卒一括採用を用いています。高校卒業時、大学卒業時に一括して採用します。特に大手ではこの一括採用が中心です。これは海外では類を見ない日本独自の制度。

先入観のない真っ白な状態で入社するため、企業の色に染まりやすいという企業側のメリットがあります。
そのため新卒一括採用から漏れてしまった場合や中途退職した場合は、再就職する際に大きなハンデになります。

20代で大事なことはとにかく色々な経験を積むこと
そこでの失敗が次の成功を引き寄せます。失敗を繰り返すことができるのは20代まで。

怖がらずにいろいろなことにチャレンジして失敗して、経験を積んでください。
失敗という経験を繰り返して成功をつかめば、失敗は失敗ではなくなります。

職業訓練を受講するのもひとつの経験。
さまざまなバックグランドを持った人達が集まるため、そこで刺激を受けるのも大切です。

たとえ自分に向いていなかったとしても、それもひとつの経験。次を探せばいいでしょう。
そう考えれば失敗なんて怖くなくなります。

そして日本だけではなく、海外にも目を向けてほしい。
これからの日本は世界と共存共栄しなくてはなりません。日本国内だけで商売をするには限界があります。

できれば海外に留学することをおすすめします。今はワーキングホリデー制度もあります。
カナダ、ニュージーランド、イギリス、アイルランド、フランス、ドイツ、韓国などは30歳まで、オーストラリアは35歳まで働きながら語学を学ぶことができます。

自分を変えたいと思っているのであれば、環境を変えてしまうことが一番簡単な方法。

悪い習慣や意識はなかなか自分だけでは変えることはできません。思い切って環境を変えることで自然と変わらざる負えなくなります。実家暮らしなら、一人暮らしをするだけでもよいでしょう。

20代はいろいろな可能性があります。職業訓練に通うこともそのひとつ。
大いに悩んで思いっきり飛び込みましょう。

 

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