職業訓練コース一覧

フラワーデザイン職業訓練の費用と口コミ

2017年5月5日

「フラワーデザイナーの資格を取りたいけど、職業訓練と独学、どちらがいいのか?」「費用はどのくらいかかるのか?」「口コミで“やめたほうがいい”って見たけど本当?」と迷っていませんか?

結論から言うと、職業訓練なら受講料無料でフラワーデザイナー3級レベルの実技を学べ、訓練内容によっては受験要件を満たせる可能性があります。ただし、独学でも受験は可能で、費用を抑えたい方には独学という選択肢もあります。

この記事では、フラワーデザイナー資格の取得方法、職業訓練の内容、独学との比較、就職先の現実まで、実務で迷わない情報を詳しく解説します。

 

■目次

フラワーデザイナー資格とは?取得方法と種類

フラワーデザイナー資格とは、公益社団法人日本フラワーデザイナー協会(NFD)が認定する民間資格です。花業界での知名度が高く、基礎から段階的に学べるのが特徴です。

資格の種類と難易度

フラワーデザイナー資格には、以下の級があります。

  • 3級(入門レベル)- 基本的なアレンジメント技術
  • 2級(中級レベル)- より高度な技術と知識
  • 1級(上級レベル)- プロフェッショナルレベル
  • 講師資格 - フラワーアレンジメント教室の講師として活動可能

職業訓練では、主にNFDフラワーデザイナー3級レベルの実技を目標にしたコースが多いです(ただし、最終的に「受験要件を満たすか」は訓練校のカリキュラムとNFD側の要件によります)。

資格取得の3つの方法

フラワーデザイナー資格を取得する方法は、大きく分けて3つあります。

  • 1. 職業訓練で学ぶ - 受講料無料、失業保険をもらいながら学べる
  • 2. フラワーアレンジメント教室で学ぶ - 有料だが柔軟なスケジュール
  • 3. 独学で学ぶ - 費用を抑えられるが、実技練習が難しい

それぞれのメリット・デメリットは後述します。

職業訓練で学べる内容と取得できる資格

職業訓練では、フラワー関連職に就く方を想定した訓練が行われます。ブライダル、葬儀、生花、造花、プリザーブドフラワー店などの花業界への就職を目指す方が対象です。

なお「フラワーの職業訓練の口コミ」で多いのは、良い面は「実技の場数を踏める」「就職支援がある」、注意点は「花材費などの自己負担が想像よりかかる」「体力的にきつい」という声です。ここは後半で費用と就職の現実として整理します。

訓練の種類

  • フラワーデザイン
  • フラワーデザイナー
  • フラワークリエイター
  • 装花、ブライダル装花
  • フローリスト養成

訓練期間と訓練時間

職業訓練の期間は、主に以下の2パターンがあります。

  • 3ヶ月コース(公共職業訓練) - 訓練時間:約330時間
  • 4ヶ月コース(求職者支援訓練) - 訓練時間:約405時間

※公共職業訓練は主に失業保険受給者向け、求職者支援訓練は主に失業保険を受給できない方向けの職業訓練です。

訓練内容の具体例(3ヶ月コース)

フラワービジネス業界で必要とされる知識・基本的技能を修得し、戦力として活躍できる人材育成を目指します。ブライダル関係、ショップ関係、葬祭関係に就職可能なNFDフラワーデザイナー3級レベルの実力を訓練目標とします。

科目 科目の内容 時間
学科 フラワーデザイン概要 フラワーデザインに関する基礎知識の説明 12
販売・流通の基礎知識 フラワービジネスの基礎知識、商品と流通、販売と経営管理 6
装飾学 装飾概論、作業法、植物概論、冠婚葬祭の花装飾 18
マーケティング知識 顧客に対するコンサルテーションとニーズ、商品開発、顧客 6
構成理論 アレンジメント、花束、コサージ、ブーケの構成理論を学ぶ 36
造形要素と秩序 アレンジメント、花束、コサージ、ブーケの造形に必要な要素としての花の種類、形態を学ぶ 12
色彩学 アレンジメント、花束、コサージ、ブーケの構成する色彩についての理論を学び、TPOに応じた花の作成を理解する 12
職業能力基礎講習 自己分析、コミュニケーション、自己開示、自己表現 30
実技 植物の水揚げ実習 仕入れ後の多種多様な植物の水揚げ作業と仕分け実習 12
アレンジメント実習 アレンジメントの基本理論に沿った教会装飾、葬祭、レセプションの飾り花、プレゼント用等のアレンジメント作成方法 84
花束実習 贈答用花束の作成方法とラッピングの説明実技 27
ブーケ実習 ウェディングブーケの作成方法の説明と実技 48
コサージ実習 ブライダル、入学式等で使用するコサージの作成方法の説明と実技 15
その他 就職支援 12
開講式・修了式 4
訓練時間合計330時間(学科:132時間 実技186時間 その他12時間)

フラワーデザイン

訓練内容の具体例(4ヶ月コース)

企業人としてビジネススキルを身に付け、フラワーデザイナーに必要な知識、技能を習得し、フラワーデザイナーもしくは、フローリストの仕事ができるようになる。

科目 科目の内容 時間
学科 社会 開講式(1H)、オリエンテーション・就職支援(1H)、修了式(2H)
職業能力基礎講習 自己表現方法、自己理解、職業意識、コミュニケーション能力向上、ビジネスマナー 24
花卉業界の知識 花卉の知識と流通概要、業界の資格認識 6
花色彩 色彩、自分をイメージするパーソナルカラー、シーズン毎の色知識、色彩調和、イメージ配色、シーンに合った花配色、シーズン別ブライダルスタイル、ドレスとのコーディネイトを考えた花配色 30
フラワーデザインの基礎 安全衛生、アレンジの形、手順の確認、指導方法(ティーチング、コーチング) 30
フラワーデザインの応用 花束、アレンジ、ブライダル制作を想定、シーンに合った企画デザインと花の手配方法、フラワーデザイナーを想定した企画立案、プレゼン手法、伝える方法 30
フラワーデザインの販売 フラワーデザイナーを想定した顧客対応時の接遇マナー、クレーム対応方法、フラワーデザイナーを想定した仕入と価格設定のシミュレーション 36
実技 販売演習 フラワーデザイナーを想定した顧客対応時の接遇マナー、クレーム対応方法、フラワーデザイナーを想定した企画立案、コピー、チラシ、POPの制作とプレゼンテーションの演習 18
花デッサン スケッチの基本、用具、デッサン方法の色々、スケッチによるデザイン検討、テーマからデザインを起こしたプレゼンテーション、講評と評価(個人制作)、デザイン企画、デザイン企画で花アレンジ、花束、ブライダルシーンをデッサン 18
基本アレンジ演習 アレンジに入る前の基本(オアシスセット、検品、花わけ、水揚げ)、アレンジメントの基礎演習(ラウンド、ファン、トライアンギュラー、クレッセント、ホリゾンタル、ホガース) 72
応用アレンジ演習 コサージュ等のワイヤリング演習(1p3p、ラウンド、トライアンギュラー、クレッセント、リストレット) 48
実践アレンジ演習 独創性のあるデザインアレンジ演習とグループによるデザイン企画と制作、ブライダルの基本演習(ラウンドブーケ、キャスケードブーケ、ブートニア、ヘッドドレス)、花束の制作演習、ラッピング手法、リース、アクセントオアシスの使用方法、アレンジの応用演習、メンテナンスの方法、多種花材の取り扱い、梱包方法、見本通りの花アレンジや花束の制作演習 72
その他 職場見学、職場体験、職業人講話など 21
訓練総時間405時間(学科:156時間 実技:228時間 その他:21)

職業訓練で取得できる資格

フラワーデザイン養成科(3ヶ月コース)の場合

  • (訓練内容による)NFDフラワーデザイナー3級の受験要件を満たすレベルを目標
  • フラワーデザイナー資格検定試験(公益社団法人日本フラワーデザイナー協会)
  • アシスタントウェディングプランナー(日本ウェディングプランナーネットワーク協会)

フラワーデザイナー養成科(4ヶ月コース)の場合

  • ITFAフラワーアレンジメント ベーシック認定(任意受験)

※「受験資格(受験要件)を満たすか」は、訓練校がNFDの要件に対応した指導・証明を行っているかで変わります。募集要項や見学会で「NFD3級は受験できるのか(要件を満たせるのか)」を必ず確認してください。

職業訓練の費用と独学との比較

職業訓練の費用

受講料:無料

職業訓練の最大のメリットは、受講料が無料である点です。ただし、以下の費用は自己負担となります。

  • 教材費:約1万円〜3万円
  • 花材費:約2万円〜5万円(訓練期間中の実習用花材)
  • 資格試験関連費用:約1万円〜2万円(受験料・登録料等は受験級や区分で変動するため目安)

合計で約4万円〜10万円程度の自己負担が発生しますが、受講料が無料であることを考えれば、非常にコストパフォーマンスが高いと言えます。

独学の費用

独学でフラワーデザイナー資格を取得する場合、以下の費用がかかります。

  • 教材費:約5,000円〜1万円(テキスト、参考書)
  • 花材費:約5万円〜10万円(自分で練習用の花を購入)
  • 資格試験関連費用:約1万円〜2万円(受験料・登録料等は目安)

合計で約7万円〜13万円程度です。一見すると職業訓練とあまり変わらないように見えますが、独学の最大の問題は「実技練習の場がない」点です。

フラワーアレンジメント教室の費用

フラワーアレンジメント教室に通う場合、以下の費用がかかります。

  • 受講料:約10万円〜30万円(3ヶ月〜6ヶ月コース)
  • 花材費:約3万円〜5万円
  • 資格試験関連費用:約1万円〜2万円(受験料・登録料等は目安)

合計で約14万円〜37万円程度です。職業訓練と比べると、かなり高額になります。

独学 vs 職業訓練の比較表

独学 職業訓練 フラワー教室
費用 約7万円〜13万円 約4万円〜10万円 約14万円〜37万円
期間 自分次第 3ヶ月〜4ヶ月 3ヶ月〜6ヶ月
実技練習 自分で確保 訓練内で実施 教室内で実施
失業保険延長 なし あり(要件により対象) なし
就職支援 なし あり ケースによる

フラワーデザイナー資格の難易度と合格率

フラワーデザイナー3級の難易度

フラワーデザイナー3級の難易度は、入門レベルです。しっかり準備すれば合格は十分可能です。

試験内容は以下の通りです。

  • 学科試験:フラワーデザインの基礎知識、色彩、装飾学など
  • 実技試験:アレンジメント、花束、ブーケなどの制作

合格率

公式の合格率は公表されていませんが、一般的に60%〜70%程度と言われています。職業訓練や教室でしっかり学べば、合格の可能性は高いです。

独学での合格は可能か?

独学での合格も可能ですが、実技試験の対策が難しい点が課題です。実技試験では、制限時間内に正確にアレンジメントを作成する必要があるため、実際に何度も練習することが重要です。

独学の場合、自分で花材を用意して練習する必要があり、費用も時間もかかります。また、客観的なフィードバックを受ける機会がないため、自分の弱点に気づきにくいというデメリットがあります。

就職先と給料の現実:フラワーデザイナーの仕事とは

主な就職先

  • 花屋、花関連会社(花材、加工、生産)
  • ホテル、結婚式場、ウエディング会場
  • 葬儀装花関連
  • 百貨店のフラワーショップ
  • フラワーアレンジメント教室の講師

仕事内容

就職後のイメージとしては、フラワーショップなどで希望する予算の中で商品を仕上げたり、百貨店のディスプレイを生花で装飾したりします。

お客様の目の前で制作することも多いため、見た目もそうですが、スピードも求められる仕事です。花の扱いだけでなく、色彩、流行、ファッションにも精通している必要があります。

給料の現実

フラワーデザイナーの給料は、正直なところ高くはありません(地域・雇用形態・勤務先規模で差が大きいです)。

  • 初任給:月給15万円〜18万円程度
  • 経験者:月給18万円〜25万円程度
  • 独立・講師:収入は大きく変動(年収300万円〜1,000万円以上も)

重労働に対して給料は少ないというのが現実です。ただし、将来的にはフラワーアレンジメントの講師の道も開けるため、長期的なキャリアプランを考えることが重要です。

フラワーデザイナーの仕事のメリット

  • 自分の好きなお花でアレンジできる
  • 自分の作ったお花を「キレイ」「かわいい」と言って喜んで貰える
  • 大好きなお花に包まれて一日過ごせる
  • 職人の世界なので厳しいが努力した分だけ結果に表れる
  • 将来的にはフラワーアレンジメントの講師の道も開ける

フラワーデザイナーの仕事のデメリット

  • 花屋の仕事は一にも二にも体力勝負
  • 早朝から深夜まで及ぶこともある
  • お花を扱うので寒くても暖房がつけられない(常に寒い)
  • 花の手入れで手があれたり、花のアクが付いたり、トゲなどで擦り傷がたえない
  • 土日も仕事の日が多い
  • 運転免許が必須のところが多い
  • 重労働に対して給料は少ない

たくさんの花の出し入れや扱いをするので、想像以上に手が荒れたり、重労働です。きれいなお花に触れることができて「おしゃれなお店で働いてみたい」と見た目だけで判断するのだけはやめた方がよいでしょう。

配達等もあるため、普通運転免許が必須の求人も多いです。

職業訓練を受けるべき人・受けなくても良い人

職業訓練を受けるべき人

  • 失業保険を受給している人 - 訓練期間中の給付が継続・延長の対象になる可能性があり、生活費の心配が少ない(要件あり)
  • 実技をしっかり学びたい人 - 独学では難しい実技練習ができる
  • 費用を抑えたい人 - 受講料無料で学べる
  • 就職支援を受けたい人 - ハローワークと連携した就職支援が受けられる
  • 本気で花業界に就職したい人 - 3ヶ月〜4ヶ月間、集中して学べる

職業訓練を受けなくても良い人

  • すでに花業界で働いている人 - 実務経験がある場合、独学で資格取得も可能
  • 趣味でフラワーアレンジメントを学びたい人 - フラワーアレンジメント教室の方が柔軟なスケジュールで学べる
  • 3ヶ月〜4ヶ月の時間が取れない人 - 独学や短期講座の方が向いている

「やめたほうがいい」と言われやすいのは、想像以上に花材費がかかることと、就職後の給料が高くない現実があるからです。逆に、ここを理解した上で「本気で花業界に入りたい」「実技の場数が欲しい」という人には、職業訓練は相性が良い選択肢になります。

よくある質問(FAQ)

Q1. フラワーデザイナー資格は独学でも取得できますか?

はい、独学でも取得可能です。ただし、実技試験の対策が難しいため、実際に何度も練習する必要があります。費用は約7万円〜13万円程度かかります。

Q2. 職業訓練の費用はどのくらいかかりますか?

受講料は無料ですが、教材費・花材費・資格試験関連費用などで約4万円〜10万円程度の自己負担が発生します。

Q3. フラワーデザイナー3級の難易度はどのくらいですか?

入門レベルです。しっかり準備すれば合格は十分可能です。合格率は一般的に60%〜70%程度と言われています。

Q4. 職業訓練と独学、どちらがおすすめですか?

失業保険を受給している人、実技をしっかり学びたい人、費用を抑えたい人は職業訓練がおすすめです。すでに花業界で働いている人、趣味で学びたい人は独学や教室の方が向いています。

Q5. フラワーデザイナーの給料はどのくらいですか?

初任給は月給15万円〜18万円程度、経験者で月給18万円〜25万円程度です。重労働に対して給料は少ないのが現実ですが、将来的には講師として独立する道もあります。

Q6. 職業訓練を受けるには失業保険が必要ですか?

いいえ、必要ありません。失業保険を受給している人向けの「公共職業訓練」と、失業保険を受給できない人向けの「求職者支援訓練」があります。

Q7. フラワーデザイナーに向いている人はどんな人ですか?

花が好きで、体力に自信があり、長時間の立ち仕事に耐えられる人です。また、お客様の目の前で制作することも多いため、スピードと正確性が求められます。「おしゃれなお店で働きたい」という見た目だけの理由では続かない仕事です。

まとめ:フラワーデザイナーの職業訓練は費用対効果が高い

フラワーデザイナーの資格を取得する方法は、独学、職業訓練、フラワーアレンジメント教室の3つがあります。

職業訓練なら受講料無料でフラワーデザイナー3級レベルの実技を学べます。失業保険を受給している人なら、訓練受講によって給付が継続・延長の対象になる可能性があり、生活費の心配も少なく、集中して学べます(要件あり)。

ただし、フラワーデザイナーの仕事は想像以上に重労働で、給料は高くありません。「おしゃれなお店で働きたい」という見た目だけの理由では続かない仕事です。

本気で花業界に就職したい人、費用を抑えて実技をしっかり学びたい人には、職業訓練がおすすめです。まずは最寄りのハローワークで相談し、訓練校の見学会に参加してみることをおすすめします。

 

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