※この記事は2026年(令和8年)1月時点の情報をもとに作成しています。
【この記事でわかること】
- 職業訓練にはどのようなコース分野があるのか
- 公共職業訓練と求職者支援訓練の違い
- 自分に合った職業訓練コースの探し方
職業訓練(ハロートレーニング)では、全国でパソコン、WEB、プログラミング、医療事務、介護、CAD、簿記など、さまざまな分野のコースが実施されています。
ただし、職業訓練のコースは地域・時期・年度によって内容が異なります。
「一覧を見ればすべて分かる」というものではありません。
この記事では、職業訓練の制度の全体像と、公式サイトを使った確実なコースの探し方を中心に解説します。
※「ハロートレーニング」は、職業訓練の公式な愛称として2016年11月に定められました。
■目次
職業訓練は大きく2つの制度に分かれています
職業訓練は、対象者によって次の2つに分かれています。
- 公共職業訓練
- 求職者支援訓練

公共職業訓練
公共職業訓練は、雇用保険(失業保険)を受給できる方、または受給中の方を主な対象とした制度です。
- 訓練期間:おおむね3か月〜2年
- 対象者:雇用保険受給資格者
- 実施機関:ポリテクセンター、都道府県立訓練校、民間委託機関など
- 受講料:原則無料(教材費等は自己負担)
制度の詳細は、以下の記事で解説しています。
公共職業訓練について(対象者とメリット)
求職者支援訓練
求職者支援訓練は、雇用保険を受給できない方や、受給が終了した方を対象とした制度です。
- 訓練期間:2か月〜6か月程度
- 対象者:雇用保険を受給できない求職者
- 実施機関:民間の教育訓練機関
- 受講料:原則無料(教材費等は自己負担)
- 給付金:条件を満たす場合、月10万円の職業訓練受講給付金
詳しくは以下の記事を参照してください。
求職者支援訓練について(対象者とメリット)
職業訓練コース別の分野一覧(参考・代表例)
以下は、公共職業訓練・求職者支援訓練で
全国的によく見られる主な分野・コースの代表例です。
※実際の開講コース・内容・期間・募集状況は、地域や年度、実施機関によって異なります。
必ず公式の職業訓練検索で最新情報をご確認ください。
IT・WEB・デジタル系(代表例)
- パソコン基礎(Word・Excel・MOS資格対策など)
- WEBクリエイター・WEBデザイナー
- プログラミング(Java・Python・Androidアプリ開発など)
- AI・機械学習・データサイエンス(近年拡充傾向)
- 生成AI活用(業務活用・プロンプト基礎など)
- DTPデザイン・DTPオペレーター
- サーバー・ネットワーク構築
- クラウド技術(AWS・Azureなど)
※デジタル分野は国の重点施策により、近年定員が拡充される傾向にあります。
事務・経理・ビジネス系(代表例)
- 簿記・経理・会計
- ファイナンシャルプランナー(FP)
- 不動産ビジネス(宅地建物取引士対策など)
- 国際コミュニケーション・貿易実務
- 観光ビジネス・トラベルビジネス
- キャリアコンサルタント・キャリアサポーター養成
医療・福祉・介護系(代表例)
- 医療事務
- 介護(介護職員初任者研修・実務者研修など)
- 保育士・保育補助
技術・ものづくり系(代表例)
- CADオペレーター(建築CAD・機械CAD)
- 機械オペレーター・機械加工
- ビル設備・ビル管理
- 造園・グリーンエクステリア・造園土木施工
- 電気工事・電気工学
- 建築施工・建築構造
美容・デザイン・サービス系(代表例)
- フラワーデザイナー
- インテリアデザイン(インテリアコーディネーター)
- ネイリスト・ネイルサロン
- アロマ・エステ
- ウエディング・ブライダル
- フードビジネス・食育(フードコーディネーターなど)
その他の専門分野(代表例)
- 日本語教師養成(日本語教師養成講座420時間など)
- ジュエリーデザイン
職業訓練コースの探し方【3ステップ】
職業訓練は、一覧を見るだけでは今受講できるコースが分かりません。
地域・時期・募集状況で変わるため、まずは公式検索で確認します。
STEP1:職業訓練検索ページを開く(公式)
まず、ハローワーク公式の「職業訓練検索」ページを開きます。

STEP2:訓練の種類と地域を選ぶ
次に、訓練の種類と地域を選択します。
- 雇用保険(失業保険)を受給できる方:公共職業訓練
- 雇用保険を受給できない方:求職者支援訓練
- 都道府県・市区町村などの地域条件
※どちらに該当するか不明な場合は、まず両方で検索して比較すると整理しやすくなります。
STEP3:エリア・分野・期間・開始時期で絞り込む
最後に、希望条件で絞り込みます。
- 分野(IT、事務、医療、介護、製造など)
- 訓練期間(2〜3ヶ月/4〜6ヶ月/長期など)
- 開講時期(今月・来月・数ヶ月先など)
ポイントは、条件を少しずつ変えて複数回検索することです。
「希望のコースが出ない=存在しない」ではなく、時期や地域が違うだけの場合がよくあります。
よくある質問(コースの探し方)
一覧にあるコースは必ず受講できますか?
受講できるとは限りません。この記事のコース一覧は、代表的な分野の参考例です。
実際に受講できるかどうかは、地域・時期・募集状況によって変わります。公式検索で確認してください。
希望するコースが検索で出てこない場合はどうすればよいですか?
まず、開講時期や地域、訓練の種類(公共/求職者支援)を変えて再検索してください。
職業訓練は毎月すべての分野が開講されるわけではなく、年に1回のみのコースもあります。
まとめ
職業訓練は、就職を目的として新しい知識や技能を学ぶための制度です。
コース内容は固定されたものではなく、地域・年度・時期によって変わります。
そのため、一覧情報だけで判断せず、公式検索とハローワークでの相談を併用することが大切です。
興味がある場合は、まずは最寄りのハローワークで相談してみてください。現在募集中などのチラシやパンフレットを置いている場合もあります。