月10万円だけの給付金では生活が厳しいという人のために、求職者支援資金融資(給付金受給者のうち希望者)というものがあります。
これは労働金庫(ろうきん)からの貸付制度を利用するものです。
もちろん貸付なので返済が必要ですが、利息が3%と低金利となっています。 申込みはハローワークでいくつかの書類を記入提出し、それを持ってろうきん(労働金庫)への申込を行います。
①商品名
求職者支援資金融資
②融資額
単身者の場合、上限月額5万円x訓練月数(上限12ヶ月)
単身者以外、上限月額10万円x訓練月数(上限12ヶ月)
※単身者で3ヶ月コースの場合は15万円となります。
これは毎月払い込まれるのではなく初月に一括で支払われます。
③返済期間
融資総額50万円未満の場合は5年以内 融資総額50万円以上の場合は10年以内
④金利
固定金利 年2.5%(保証料として別途0.5%が必要)
⑤返済方法
元利均等毎月返済 職業訓練終了日の3ヶ月後に利息のみ支払い、4ヶ月後からの支払いです。
⑥担保・保証人
不要
⑦申込時必要なもの
ハローワーク(公共職業安定所)が発行した資格確認資料(求職者支援融資要件確認書の写し、求職者支援資金融資確認申請書の写し、職業訓練受講給付金支給状況(支給記録)の写し(または職業訓練受講給付金支給決定通知書)、免許証、健康保険証等本人確認資料。
⑧手数料等
申込事務手数料は無料 融資利用のために必要となる収入印紙代が別途必要
⑨その他
融資にあたり労働金庫および保証期間の審査手続きが必要となります。
※基金訓練でも同じようなろうきんへの融資制度がありました。 金額もあまり変わりませんが、訓練終了後6ヶ月以内に就職し半年以上雇用が認められる場合は、なんと融資額の半額免除という特別優遇措置があったのです。
残念ながら求職者支援資金融資ではこの特例はなくなりました。