職業訓練に合格するには

職業訓練校の面接に合格するポイント

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職業訓練を受講するには、必ず入校選考を受ける必要があります。
入校選考に合格しないと職業訓練に通うことはできません。
入校選考の内容は訓練コースによってさまざま。

受講申込のみで選考することもありますし、面接選考、筆記試験も必要なコースもあります。
ここでは面接選考に必要なポイントについて詳しく説明していきます。

結論から先に言うと、大事なポイントは以下3点。

1.就職意欲
2.協調性(周りとのコミュニケーション)
3.最後まで職業訓練に通えるかどうか

上記内容を意識するだけで、職業訓練の合格率が格段に上がります。
では、それぞれ細かく見ていきましょう。

 

1.就職意欲について

就職意欲というのは、職業訓練を終了して希望の仕事に就く意欲です。
なぜこの訓練を受けたいのかという志望動機にもつながります。

実際には以下のように職業訓練に通う目的はさまざまです。

  • 職業訓練校で新しい技術を学んで早期に就職を希望
  • 職業訓練校に通っている間に資格を取りたい人
  • まだ今後の方向性を決めかねている人
  • 仕事に疲れたので、職業訓練でリハビリを考えている人
  • 職業訓練に通えば失業保険が延長される(職業訓練受講給付金がもらえる)
  • カルチャースクールはお金がかかるから無料の職業訓練に通いたい
  • 訓練が終わったら自分で事業を起こしたい

人それぞれいろいろな理由があると思いです。
では、職業訓練校はどういう人に入ってきてほしいのでしょうか?

受講する側ではなく、選考側の立場になってみると答えはわかります。

職業訓練校は、きちんと就職してくる人を希望します。
それは職業訓練を開講運営するにあたり、国や都道府県より就職率を求められるからです。

職業訓練校は国や都道府県より職業訓練の運営費を得ています。その運営費に就職率が関わってきます。
就職率によって国からのお金(付加奨励金)も変わってきます。また就職率が悪いと同様の訓練コースが開講できなくなることもあります。

下記の表は、求職者支援訓練を受けた場合、実際に職業訓練校が受け取る一人あたりのお金です。
就職率によって付加奨励金(追加のお金)の額が変わってきます。

◆求職者支援訓練の場合(一人あたりの月額)

付加奨励金 基礎コース基本奨励金6万円 実践コース基本奨励金5万円
就職率60%以上 合計8万円(プラス2万円 合計7万円(プラス2万円
就職率35%以上60%未満 合計7万円(プラス1万円 合計6万円(プラス1万円
就職率35%未満 合計6万円(なし) 合計5万円(なし)

※就職率とは訓練終了後の3ヶ月の間に雇用保険に加入することが条件(週20時間以上の勤務)

上記の場合、生徒一人あたりの基本奨励金は基礎コース6万円、実践コース5万円です。
これに就職率によって最高2万円の付加奨励金がプラスされます。

就職率が60%の場合と30%場合それぞれ比較してみましょう。

基礎コース3ヶ月で生徒が20名の場合

就職率が60%の場合
20名×(5万+付加奨励金2万円)×3ヶ月=420万円

就職率が60%の場合
20名×(5万+付加奨励金2万円)×3ヶ月=300万円

その差は120万円です。大きい額です。

職業訓練校に通う目的はさまざまですが、まずは職業訓練校に合格するためにはすぐに就職したいという態度と意欲を見せることです。
就職してもらわないと職業訓練校はお金の面でも、次回開講する場合も困ってしまいます。

雇用保険に加入できるような働き方であれば、パートでもアルバイトでも派遣社員でも構いません。
必要なことは、「すぐにでも就職したい」というアピールです。

2.協調性(周りとのコミュニケーション)

意外かもしれませんが、協調性も大事なポイントの一つです。

職業訓練校は就職を目指すためにさまざまな人達が集まります。
それぞれ年齢、性別、仕事経験なども異なります。その中で共に学んでいかなければなりません。

特に学校側で避けたいのがトラブルです。生徒間のトラブル、先生とのトラブル。
実際に問題になっていることが多いのが現状です。

トラブル内容も以下のようにさまざまです。

  • 授業中にお喋りをする
  • 授業を聞いていない
  • 質問ばかりする
  • 授業についていけず周りの邪魔をする
  • 授業内容が悪いと文句を言う
  • 先生の教え方が悪いと文句を言う
  • ○○にひいきばかりする
  • 授業をサボる
  • 学校に来なくなるなど

数え上げればきりがありませんが、上記のようにさまざまな問題が起こります。ただ問題を起こす生徒というのはクラスに1人か2人。ですがそういう人が1人でもいるとクラス全体に悪影響を及ぼして場が乱れるのです。

学校側はトラブルを嫌います。協調性がない人は場を乱すだけでなく、学校側の運営も乱します。協調性がない人が1人いるだけで、授業も進まなくなり、周りの受講生も不平不満が積もり、教室の雰囲気も悪くなり、結果として退校する人も出てきます

実際に「コミュニケーションが苦手の人」は多いかと思います。逆に「コミュニケーションは得意です」という人は少ない。特に職業訓練校の場合はいろいろな人が集まるので、うまくやっていけるのか不安な人の方が多いでしょう。でも安心してください。

問題なのは自己中な人です。自己中な人は敬遠されます。自分が全て正しいと思っている人、相手の気持ちを考えない人が問題です。会社にも何人かはいたのではないでしょうか?

そういう人は面接をしていてもわかるものです。

「年齢も性別も異なる人達とうまくやっていけますか?」という質問があれば、問題ないと伝えましょう。
「なぜ問題ないのか」の答えも用意しておきましょう。

3.最後まで職業訓練に通えるか

これは、1でも紹介した就職率に関わります。

職業訓練校には短くても3ヶ月は通う必要があります。途中で辞めてもらっては職業訓練校としては困るのです。就職が決まって途中対応になるのはまだ良いです。就職率が上がりますから。

ですが「授業についていけなくなった」「思っている内容と違った」「家庭の事情で通えなくなった」などの理由で中途退校する人も珍しくありません

特に小さなお子さんがいたり、家族の介護が必要だったり、遠方からの通学であったりなど、経済状態や家庭の事情などでせっかく受講しても途中で退校する人が多いのです。

途中で辞めてしまう可能性があると判断されてしまうと選考の際に不利になります。
そこは色々なところでカバーできることを強調することが大切です。

例えば小さなお子さんがいらっしゃるのであれば「お子さんが病気になったらどうしますか?」などの質問があります。

その場合、「子どもが熱を出した場合は○○が見てくれます」など、バックアップ体制がきちんと整っていることを伝えましょう。

実際の面接時間・面接形式

面接時間は5分~10分のところが圧倒的に多いです。

就職の面接時間が30分から1時間以上であることを考えれば、かなり短い時間と言えます。

面接形式は訓練校によって様々ですが、基本は受験生1人に対し面接官2人。
中には面接官が1人であったり3人であったりもします。

他に申込人数が多い場合などは集団面接と言うやり方もあります。
受験生が2名~5名。 順番にそれぞれ答えていくやり方です。

面接での質問内容

では、実際にはどういう質問がでるのでしょうか?

面接での質問一覧

  • 志望動機(どうしてこの訓練コースを受講したいのか)
  • 何を学びたいのか(コースのカリキュラムと一致しているかどうか)
  • 他の訓練生と仲良くやっていけるか(協調性があるかを見ています。)
  • ○ヶ月通うのに問題ないか(毎日休まず通うことができるかどうか)
  • 受験するコースの知識(今のレベルを聞かれる質問)
  • すぐに就職できるか(就職への意欲が問われます。給付金目当てで無いこと)

ほとんどの訓練校が上記のような内容の質問を行います。

3つのポイントを意識しつつ答えていきましょう。
上記の質問については、先に答えをある程度考えておくことが大事です。

まとめ

職業訓練校の面接についていろいろと書いてきました。

職業訓練の面接は、就職面接よりも大分短い10分から15分です。
その限られた時間の中で、応募者全員に同じ質問をしていきます。

そういう意味では、ある程度の対策をきちんとしていれば、それほど怖がる必要もありません。

いくつかポイントを挙げてきましたが、一番大切なポイントは「すぐに就職したいんだ」というアピール。
実際に無理にアピールしなくても、そういう雰囲気を出すことは大切です。

志望動機を聞かれた際に「以前より○○に興味がありました。この訓練で○○の資格を取得し、すぐにでも就職を希望しています。」と就職という表現を使うようにしましょう。

間違っても「職業訓練が終わってから、ゆっくり適正を考えます。」とは言わないように。

コミュニケーションについても「我が強い人」は注意してください。
この人は問題を起こしそうだなあと思われたら不合格候補になります。

職業訓練校の合否に「面接」は非常に大きなウエイトを占めます。きっちりと面接対策を行い「自分の言葉」で応えられるように準備しておきましょう。これだけ意識していれば十分です。

それからもう1点、面接にはリクルートスーツがおすすめです。なければ控えめで清潔な服装でも問題ありません。やはり見た目も大事になります。

以下の内容も併せてお読みください。
職業訓練校に合格するにはコツがある

 

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