職業訓練に合格するには

筆記試験・適性試験について

2013年12月3日

職業訓練の選考基準は以下のように明記しています。

職業訓練における受講者の選考については、現在有する技能、知識、適性等の状況から判断して、職業訓練を受講することが再就職のために必要な能力を有することなどを総合的に判断して行っています。(厚生労働省HPより)

適性検査や、筆記試験を行う理由としては、職業訓練でのカリキュラムに最後までついていけるかどうかを見極めるためのようです。

訓練開始から終了日まで、カリキュラムが事細かに組まれています。そのため講義や実習のスピードも速く、次から次へと進んでいきます。そのスピードについていけるかどうかの判断基準になります。一般常識も当然問われます。

 

適性検査

適性検査には、GATB(厚生労働省一般職業適性検査)と呼ばれるテストが多いです。
簡単な試験ですが、スピードが求められます。反射神経の早い若者が有利なのかもしれません。

具体的には、

・形と大きさの同じ図形を探しだす
・文字・数字の違いを見つけ出す
・同じ図柄を見つけ出す
・置き方を変えた図形を見つけ出す
・加減乗算の計算を行う
・同意語かまたは反意語を見つけだす
・展開図で表された立方形を探し出す

等々です。

筆記試験

筆記試験の内容ですが、国語と数学(中学卒業程度)が多いようです。
実際に過去問を公開している都道府県もありますので、参考にしてください。
試験時間は、15分~60分となります。かなり幅があります。

国語の場合は、漢字の書き取り、フリガナ、文の解読、文法問題等
数学の場合は、簡単な四則演算、関数、方程式、平方根、文章問題等

<東京> 都立職業能力開発センターの選考試験

<大阪> 府立高等職業技術専門校の選考試験

<神戸> 神戸高等技術専門学校の選考試験

職業訓練 選考の決めて

どんなことでも、試験を受けるということは緊張するものです。
ましてや、今後の自分の方向性を決める試験ともなれば不安にもなるでしょう。

適性試験や筆記試験を受ける必要がある場合は、必ず前もって過去問等で対策しておきましょう。少しでもリラックスできるように。

当然、出来ないよりは出来たほうが良いのですが、職業訓練の場合はその辺りの判断が非常に難しいのです。あまりにも出来ないようであれば、足切りにされることもあるかと思いますが、逆に出来すぎてしまっても、訓練を受ける"必要性なし"判断されてしまう場合もあるようです。

面接も含めて総合的に判断するところが多いので、この試験が全てではないことを理解して試験に挑みましょう。

 

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