職業訓練の役に立つ話

職業訓練を実際に受けてみての感想

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34の男が、実際に職業訓練に通ってみて体験したことや感じたことなどを書いています。

職業訓練に興味を持ったのは、友人が簿記の訓練に通っていたことを知ってから。
それまでは何となくそういうのがあるなあと思っていた程度だった。

前職は飲食業。今思えば超絶ブラック企業だと断言できる。
1日12時間労働は当たり前。その上給料も良くない。

時給に換算すれば1000円超えてないと思う
体力的にも年々限界にきていると感じたために退職を決意。
調理師免許も取得したけど、もう飲食業はこりごりだ。

34歳だし、再就職となると未経験では厳しい。
そこで考えたのが職業訓練で資格を取ることだった。

 

ハローワークで失業保険の手続き

退職後、離職票が届いたのでハローワークで失業保険の手続きを行なう。

私の場合は自己都合退職になるので、3ヶ月の給付制限付き。
3ヶ月間の給付制限付きとは、手続き後3ヶ月経たないと失業保険が受け取れないということだ。

8年間も雇用保険に入っていたのに、実際に受け取れるのは90日のみ。
それも3ヶ月待たなければもらえない。貯金も少ない一人暮らしでは3ヶ月待つのは辛い。

でももう飲食業には戻りたくない。かと言って何か資格を技術をもっているわけではない。
やはり職業訓練に通って、何らかの資格をとるのが良いのではと思い始めた。

パソコンコースに申込みする

職業訓練についてハローワークで相談してみた。
私の場合、今なら「受講指示」で通うことができるらしい。

「受講指示」で通う場合は、職業訓練修了まで失業保険は延長され、交通費も支給される。
何より3ヶ月待たなくても訓練初日から支給が始まるのが嬉しい。

東京都内なので、職業訓練コースがたくさんあり、なかなか選べない。
結局は苦手なパソコン(WordとExcel)の訓練を受けることに決めた。

別に事務職を希望するわけではない。
けれど、今の時代はパソコンくらいできないと就職できないと思ったから。
今までパソコンは趣味程度にしか触ってこなかったのでこれは良い機会だと思った。

入校試験について

職業訓練は申し込んだら必ず受講できるわけではない。
入校選考があるからだ。

選考方法もさまざまだが、私が受けたコースは公共職業訓練で面接が無いコース。
受講申込書を提出しただけで、あとは結果を待つのみ。なんだか拍子抜けするなあ。

職業訓練は同時に複数申込することが出来ない。
この受講申込書で選考を行なうようなので、しっかり丁寧に書くことにした。
特に志望理由欄は小さい文字でびっしりと書いた。

やることはやったので後は合格通知を待つのみ。

ここで不合格になった場合、再度申込むつもりはなかった。
すぐに就職活動をしなければならない状況だった。

そして結果は合格。この時は本当に嬉しかった。(当面ゆっくりできると安堵した)

職業訓練生活の始まり

無職の生活に慣れてきたところで、いよいよ職業訓練がスタート。
期間は3ヶ月。訓練時間は朝9時半から15時50分まで。

昼夜逆転の生活が続いていたので、規則正しい生活を取り戻すためにも本当に良かったと思う。
初日は緊張した。でもこの日は午前中でおしまい。その後はハローワークに行った。

同じクラスの生徒は、年代もバラバラ。
20代から30代くらいが一番多いと思われるが、60歳くらいの人も何人かいた。
女性の割合が多く、女性7割、男性3割といったところ。

実際のパソコンのコース内容は、1ヶ月目はWord、2ヶ月目はExcel、他PowerPointやHTML、CSSとなる。

授業の雰囲気

座席は事前に決められており、それぞれの机の上にはノートパソコンが各1台置かれている。

最初はパソコンの起動や仕組みから教えてもらい、ブラインドタッチについても学ぶことができた。
メインの講師は女性で、とてもわかりやすかった。

私の場合、パソコンは独学でマスターするのが難しい。ひとつわからないことがあれば、もう次に進めない。
でも職業訓練の場合、たとえわからなくても質問すれば教えてもらえる環境があるのがありがたい。

比較的ゆっくりと進んでくれていたので、とても有難かった。
最初からある程度出来る人は退屈だったのかもしれない。
実際に読めばわかる程度の内容だったと言っていた。

1日の流れとしては、前半はテキスト中心に先生が解説。後半は実際にパソコンを操作しながら学んでいく感じ。合わせて試験対策も行なう。

教室の雰囲気

クラスも30人近くも人がいれば、いろいろな人がいるのは当たり前。

最初は皆緊張しているせいか、真面目に授業を受けていた。
でも次第に慣れてきたのか徐々に皆打ち解けるようになった。

私のクラスは問題になるような人はいなかった(と思う)。
基本静かで大人しい人が多く、良い意味で距離を取っていたのかもしれない。

他のクラスでは授業中に私語が飛び交って授業に集中できないこともあるとのこと。
確かにうるさい人はいたけどそこまで気にならなった。結局は運なのかも。

皆慣れるにしたがって打ち解けてきて、途中飲み会などもあった。
お互いが損得勘定抜きに接することができるので、年齢性別関係なしに楽しむことができた。

職業訓練が修了した今でも何人かの仲間とは連絡を取り合っている。

職業訓練中の就職活動について

職業訓練は就職するためのもの。これは訓練校側からも何度も言われていた

カリキュラムの中にも就職支援の内容もあり、履歴書や職務経歴書の作成、面接対策などの指導もあった。
3人一組で面接官役、応募者役なども行なった。就職活動に慣れてない私にはとても有意義だった。
求人票もそれぞれ個人宛に手渡してもくれた。

さらに訓練期間中も就職活動日というのが設けられており、その日は授業はお休みだった。
私はハローワークに行き、求人検索と相談をお願いした。

そしてインターネットから3社目に応募した求人に採用となった。

あとがき

職業訓練を選択した一番の理由は、ゆっくりしたかったから
もちろん何かしらの資格が取りたいというのもあったけど、まずはゆっくりのんびりとした生活をしたかったからだ。

前職で身体を壊しそうになったし、うつやパニック発作のような症状もあった。
とにかく心身ともに休みたかった。

私は職業訓練に通って良かったと思う
社会人になってこれだけの期間勉強できる機会はそうそうない。
さらに、無料で受講できて、失業保険の延長までしてもらえる。

本当に職業訓練は至れり尽くせりの制度だと思う。

中には2回、3回職業訓練を繰り返し受講している人もいたけど、気持ちはわかる。
また別な訓練コースを受けてみたいとも思った。

でも就職できたのが一番の収穫。まったくの異業種に転職できたのも職業訓練のおかげ。
パソコンが出来なければ、システム運用の仕事には就職できなかったと思う。

夜勤の仕事もあるけど、しっかり定時で帰れるのは本当に素晴らしいことだと思える。

職業訓練中に心がけていた事は復習をきっちり行なうこと。
私の場合は何度も繰り返し操作しないと覚えないタイプ。
おかげでMOSの資格も取れたしある程度の自信にも繋がった

職業訓練で唯一嫌だったのが3分間スピーチ。
人前で話すのに慣れてないので緊張した。でも色々為になる話も聞くことができたので、結果的には良かったのだろう。

もしまた転職する機会があれば、職業訓練も検討したい。
でもまた通うようなことがあれば、今の仕事に失敗したということ。

今後は国の世話にならないように今の仕事を頑張りたい。

 

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