役に立つ就職活動

無くなる仕事、生き残る仕事、今後生き残るにはコレが必要

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せっかく職業訓練でスキルを身に付けてもそれが役に立たなければ単に時間を無駄にするだけです。
本当に将来性がある仕事なのかを見極める必要があります。

ここではどういう仕事が生き残り、どういう仕事がなくなる可能性が高いのかを紹介します。
そしてこの先生き残るにはどうすればよいのかも考えていきます。

2013年9月にCarl Benedikt Frey博士とMichael A. Osborne准教授(オックスフォード大学)より、「雇用の未来、コンピュータによって置き換わる職業」というのが発表されました。

そして2015年12月にこのMichael A. Osborne氏と野村総合研究所(NRI未来創発センター)より日本の職業に対する代替可能性が高い100種の職業というのが参考として発表されました。

これらのうち、職業訓練と関係する職業がかなり多いことがわかります。

 

なくなる仕事、生き残る仕事

なくなる仕事(黄色マーカーがついているところが、職業訓練のコースに含まれる仕事です)

※出典:野村総合研究所

人工知能やロボット等による代替可能性が高い100種の職業
IC生産オペレーター ゴム製品成形工(タイヤ成形を除く) データ入力係
一般事務員 こん包工 電気通信技術者
鋳物工 サッシ工 電算写植オペレーター
医療事務員 産業廃棄物収集運搬作業員 電子計算機保守員(IT保守員)
受付係 紙器製造工 電子部品製造工
AV・通信機器組立・修理工 自動車組立工 電車運転士
駅務員 自動車塗装工 道路パトロール隊員
NC研削盤工 出荷・発送係員 日用品修理ショップ店員
NC旋盤工 じんかい収集作業員 バイク便配達員
会計監査係員 人事係事務員 発電員
加工紙製造工 新聞配達員 非破壊検査員
貸付係事務員 診療情報管理士 ビル施設管理技術者
学校事務員 水産ねり製品製造工 ビル清掃員
カメラ組立工 スーパー店員 物品購買事務員
機械木工 生産現場事務員 プラスチック製品成形工
寄宿舎・寮・マンション管理人 製パン工 プロセス製版オペレーター
CADオペレーター 製粉工 ボイラーオペレーター
給食調理人 製本作業員 貿易事務員
教育・研修事務員 清涼飲料ルートセールス員 包装作業員
行政事務員(国) 石油精製オペレーター 保管・管理係員
行政事務員(県市町村) セメント生産オペレーター 保険事務員
銀行窓口係 繊維製品検査工 ホテル客室係
金属加工・金属製品検査工 倉庫作業員 マシニングセンター・オペレーター
金属研磨工 惣菜製造工 ミシン縫製工
金属材料製造検査工 測量士 めっき工
金属熱処理工 宝くじ販売人 めん類製造工
金属プレス工 タクシー運転者 郵便外務員
クリーニング取次店員 宅配便配達員 郵便事務員
計器組立工 鍛造工 有料道路料金収受員
警備員 駐車場管理人 レジ係
経理事務員 通関士 列車清掃員
検収・検品係員 通信販売受付事務員 レンタカー営業所員
検針員 積卸作業員 路線バス運転者
建設作業員

生き残る仕事(青色マーカーがついているところが、職業訓練のコースに含まれる仕事です)

人工知能やロボット等による代替可能性が低い100種の職業
アートディレクター 歯科医師 内科医
アウトドアインストラクター 児童厚生員 日本語教師
アナウンサー シナリオライター ネイル・アーティスト
アロマセラピスト 社会学研究者 バーテンダー
犬訓練士 社会教育主事 俳優
医療ソーシャルワーカー 社会福祉施設介護職員 はり師・きゅう師
インテリアコーディネーター 社会福祉施設指導員 美容師
インテリアデザイナー 獣医師 評論家
映画カメラマン 柔道整復師 ファッションデザイナー
映画監督 ジュエリーデザイナー フードコーディネーター
エコノミスト 小学校教員 舞台演出家
音楽教室講師 商業カメラマン 舞台美術家
学芸員 小児科医 フラワーデザイナー
学校カウンセラー 商品開発部員 フリーライター
観光バスガイド 助産師 プロデューサー
教育カウンセラー 心理学研究者 ペンション経営者
クラシック演奏家 人類学者 保育士
グラフィックデザイナー スタイリスト 放送記者
ケアマネージャー スポーツインストラクター 放送ディレクター
経営コンサルタント スポーツライター 報道カメラマン
芸能マネージャー 声楽家 法務教官
ゲームクリエーター 精神科医 マーケティング・リサーチャー
外科医 ソムリエ マンガ家
言語聴覚士 大学・短期大学教員 ミュージシャン
工業デザイナー 中学校教員 メイクアップアーティスト
広告ディレクター 中小企業診断士 盲・ろう・養護学校教員
国際協力専門家 ツアーコンダクター 幼稚園教員
コピーライター ディスクジョッキー 理学療法士
作業療法士 ディスプレイデザイナー 料理研究家
作詞家 デスク 旅行会社カウンター係
作曲家 テレビカメラマン レコードプロデューサー
雑誌編集者 テレビタレント レストラン支配人
産業カウンセラー 図書編集者 録音エンジニア
産婦人科医

青色マーカーがついているところが、職業訓練に関係する仕事になります。

10年~20年後は今の仕事の半分が人工知能コンピュータに置き換わる

この研究結果から、10年~20年後には日本の労働人口の約49%の人の仕事が人工知能等で代替可能ということになりそうです。

では10年後に日本人の半数が仕事を失うかと言われるとそうではありません。日本の場合、いろいろな職種を掛け持ちしていることが多いからです。

なくなる仕事で目につくのが、○○工と○○員です。「工」と「員」が付く仕事が目立ちます。工が付くのが主に製造業、員が付くのが事務の仕事です。

逆に生き残れるのは想像力が必要なクリエイター系といえるでしょう。

2017年の10月に三菱UFJフィナンシャル・グループが今後10年程度で過去最大となる1万規模の人員削減を検討というニュースがありました。

店舗の窓口業務について「ロボットなどデジタル技術を使い、全体で9500人分の相当する業務をシステム化したい」とのこと。

この先生き残るにはどうすれば良いのか

将来、自分の仕事がなくなるかは誰にもわかりませんし、あくまでも予想に過ぎません。

ですが昔とあきらかに違うのはインターネットの存在です。今ではPC、スマホの普及により「50億人の人が直接繋がっている」いうことです。
ネット環境されあれば、地球の裏側の人達とすぐにでも共に仕事ができるのです。

「自動運転」の分野では10年後には実用化されると言われています。自動運転が可能になればドライバーが必要なくなります。目的地だけセットすれば、後は寝ていてもお酒を飲んでいても良いわけです。トラック運転手、タクシー運転手の仕事が、カーシェアリングが進むでしょう。

事務職も同じ。受付や電話の取次はロボットでも十分です。書類整理や情報整理もロボットの方が早いでしょう。実際に事務の仕事はアウトソーシングされている場合も多く、既に正社員から派遣社員やパートに切り替わっています。

そして先日、中国の「京東」が無人物流センター内の動画を公開していました。物流センターの中の大部分が機械に置き換えられています。重量物も難なくロボットが持ち上げて所定の場所まで運んでいます。
こうやって次々に革新的な技術が生まれて既存の産業に置き換わっていくのです。それは昔から変わりません。

明らかに生き残れる仕事は「人でないとできないこと」です。
それはクリエイティブなものであったり、人と人との直接的な繋がりの仕事です。

次に、今後日本で生き延びるための対策を2つ提案したいと思います。

日本語以外の言語を学ぶ

ガラパゴス化」という言葉を良く聞きます。ガラパゴスとは日本だけに通用する独自の進化という意味です。代表的なものは機能満載のガラケーでしょう。

他にもあります。日本での代表的なガラパゴス化は音楽、映画、芸能関連もそうです。日本国内でしか通用しません。他にも様々なサービスが生まれていますが、いずれも世界のスタンダートになることはありません。それが今の日本です。

その原因は、やはり「言葉の問題」が大きいと言えます。日本では中学、高校と6年間も英語の勉強をしてきている人が多いのに実際は英語が話せない。

英語を使わなくても生活できるし、特に不便でもない。日本だけで生きていくのであれば日本語だけで十分なんです。

ですがこれだけインターネットが普及して海外の情報や文献が入ってくるなか、もう日本語だけの情報だけではどうにもなりません。日本語だけ検索していても偏った情報しか得られなくなります。

英語が理解できれば、その情報量は10倍以上にもなるのです。

以下、世界では何語が一番使われているかの一覧です(2017年度 使用人数)
出典:Ethnologue (2017 20th edition)

言語 第1言語 第2言語 合計
1 中国語 9億 1.9億 10.9億
2 英語 3.7億 6.1億 9.8億
3 ヒンディー語 3.3億 2.2億 5.5億
4 スペイン語 4.4億 0.9億 5.3億
5 アラビア語 2.9億 1.3億 4.2億
6 マレー語 0.8億 2.0億 2.8億
7 ロシア語 1.5億 1.1億 2.7億
8 ベンガル語 2.4億 0.2億 2.6億
9 ポルトガル語 2.2億 0.1億 2.3億
10 フランス語 0.8億 0.7億 1.5億
13 日本語 1.3億 1.3億

世界で一番使われている言葉は「中国語」です。そもそも中国人が多いのがその理由でもあります。ですが中国以外でも2億人の人が中国語で会話ができるのです。

次に「英語」。英語をネイティブにしている国以外にも約6億人が英語を使うことができます。ヒンディー語はインド周辺国で使われます。

そして日本は13位。日本語は「日本国内だけしか通用しません」。このことからもわかるように、今後大切なのは中国語と英語。英語は通じる国が多いので特に大切な言語です。

ですが英語だけを学ぶ職業訓練はありません。一部TOEICの勉強をするような「貿易、国際ビジネス」はあります。今はネットでも英語の勉強が出来る時代。これからは必ず必要になってくるスキルです。

今から勉強しても遅い・・・そうなれば自動翻訳機が身近になるまで待つしかありません。優秀な翻訳機が出来れば、英語にこだわる必要などなくなります。

自分にしか出来ない何かを持つ

これから生き残る仕事というのは、「自分にしか出来ないこと」です。他人に置き換えられない何かを持つこと。これは何も一つ部分の専門家になれと言っているわけではありません。

一つの分野の専門家になるには、それこそ何十年も時間がかかるでしょう。
そんなことを今から始めようと思っても無理です。

今後の生き残りは希少性がある仕事かどうか(レアな仕事かどうか)。
貴方が良い、貴方でなければ嫌だ。と言われるようになることが今後生き残っていく鍵になります。

それはヒューマンケア(医療、介護、癒し)かもしれないし、人に何かを伝える仕事かもしれません。AとBを組み合わせてCを作ると言ったデザイナーかもしれません。

一つの分野だけにこだわっていたら、今後は生き残れません。
二つ目の分野、三つ目の分野を頑張る。そしてそれを繋げることで希少価値が生まれてきます。

藤原和博氏はこう言っています。

100人の中で1番になれる特技がある。その特技を3つの分野で持てば、100分の1を3つ掛け合わすことで100万分の1になる。3つの分野で得意なものがあれば、それを掛け合わすことで新しい希少価値のある能力が生み出せる。

同じカードでもレアカードであれば、何倍もの値段で売ることが出来るのです。

例えば、心理学とマッサージの両方を特技とするならば、心身共にケアできます。そこに栄養士の資格をとればされに希少価値は上がるでしょう。

まとめ

なくなる仕事があれば、当然新しく出来る仕事もあるはずです。それほど悲観することはないでしょう。
そしてロボットが当然のように活躍できる時代になれば、生産性も桁違いに向上します。
そうすれば本来、人間は楽に暮らせるようになります。遊んでいてもロボットが仕事をしてくれるわけですから。

ですが今の状況を見ている限り富の分配はされず、金持ちはより金持ちに、貧乏人はより貧乏になっていきそうです

貧乏にならないためにも、明らかになくなりそうな仕事をしている場合は、直ぐに次の行動に移すべきです。

一流と呼ばれるようになるには、1万時間の勉強が必要だと言われています。1日6時間でも5年かかります。やはり何をやるにしても早く取り組んで、それを長く続けることが大切です。

今までの経験を活かしつつ、違う分野の仕事を覚える。そしていつかそれが繋がって新しい価値を生み出す。それを繰り返せば自ずと必要とされる人間になっていくのかもしれません。

言うは易く行うは難しですが。

 

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