職業訓練の役に立つ話

職業訓練指導員になるには(免許が必要)

更新日:

職業訓練指導員とは、その名の通り職業訓練校の指導員です。
主に実務経験等で身に付けた技術を活かして求職者、在職者、学卒者など必要な者に教えて行きます。

この職業訓練指導員になるには職業訓練指導員免許を取得する必要があります。
この免許は必須です。

さらに免許を取得したからといって、すぐに就職できるわけではありません
教員になるのと同じように、職業訓練校の採用試験を受けて合格する必要があります。

 

職業指導員とは

職業指導員は職業訓練校において、職業に必要な技術や技能、およびこれに関する知識を教える者です。

主に以下の施設にて指導を行います。
・ポリテクカレッジ、ポリテクセンターなどの国や都道府県が設置する公共職業能力開発施設。
・事業所が設置する認定職業訓練施設
・法務省が設置する矯正施設

また技術や技能を教えるだけでなく、就職に係る「就職支援」なども行います。

職業訓練指導員の仕事

主な仕事としては専門的な技術や技能を、求職者、在職者、学卒など様々な方を対象に教えていきます。
他に就職支援、就職ニーズの調査、職業能力の向上、職業訓練コースの計画、策定、運営なども行います。

具体的に職業能力開発総合大学校が作成した「職業訓練指導員の魅力とは」を見て頂いたら概要はわかりやすいかと思います。
【YouTube動画】※音がでます。

職業訓練指導員の給与・待遇など

(独)高齢・障害・求職者雇用支援機構が平成30年に募集要項。

基本給:225、000円~259,555円(3年を超える実務経験の場合は、経験年数に応じて加算)
手当:扶養手当、通勤手当、住居手当、超過勤務手当
昇給:年1回
賞与:年2回(基本給の4.3ヶ月分)
定年:60歳(定年後65歳までの再雇用あり)

職種:機械科、溶接科、電気科、電気工事科、電子科、コンピュータ制御科、建築科、建設科
必要な資格:職業訓練指導員免許、大学校長期過程を卒業された方)

※年収にするとおおよそ450万程度

<採用情報等>
職業訓練指導員(厚生労働省)

主な就職先

(独)高齢・障害・求職者雇用支援機構、都道府県、認定職業訓練施設、法務省(矯正施設)
主な就職先は機構になります。

職業訓練指導員免許を取得するには

職業訓練指導員になるには、職業訓練指導員免許が必要です。
その免許を取得するには主に3つの方法があります。

  1. 職業訓練指導員試験に合格する(実技と学科)
  2. 職業訓練指導員講習(48時間講習)を受ける
  3. 指定された学歴や資格を満たすもの


1.職業訓練指導員試験に合格する(実技と学科)

職業訓練指導員試験は、実技試験及び学科試験(指導方法・関連学科(系基礎学科・専攻学科))によって職業訓練指導員としての適否を判定するものです。

実施時期:各都道府県にて年に1回実施されます。

2.職業訓練指導員講習(48時間講習)を受ける

6日間(計48時間)の講習を受けます。
職業訓練指導員講習とは、以下の要件を満たした方が対象です。

・職業能力開発促進法による技能検定1級・単一等級合格者
・大学等で免許職種に関する学科を履修し、かつ、一定以上の実務経験のある方

免許職種に関する学科を修めて卒業した場合

大学卒業の場合に必要な実務経験は2年以上
高校卒業の場合に必要な実務経験は7年以上

実施時期については各都道府県によって異なります。
東京都の場合では同じ内容の講習を年3回程度実施しています。

3.指定された学歴や資格を満たすもの

(1)職業能力開発総合大学の特定の訓練過程を修了した者

①長期養成課程の終了者
②短期養成課程の終了者(職業能力開発総合大学校の長が認める者に限る)
③職種転換過程の終了者

※職業能力開発総合大学校の入学金は282,000円。授業料(年間)545,800円です。
4年間の総合過程を修了後、長期または短期の養成課程を修了する必要があります。

(2)大学等で免許職種に関する科目を履修し、高等学校の教員の普通免許状を所持している者

高等学校の教員の普通免許状は下記教科のものに限ります。

  • 工業、工業実習
  • 農業、農業実習
  • 水産、水産実習
  • 商業、商業実習
  • 家庭、家庭実習
  • 看護、看護実習
  • 情報、情報実習
  • 福祉、福祉実習

どのような免許が取得できるのか

職業訓練指導員免許職種(平成29年3月24日現在123種類)
※参照元:東京都産業労働局より

あとがき

職業訓練指導員になるには免許が必要です。既にその道の技術を十分に備えているのであればそれほど難しくないかもしれません。ですが他の免許や資格と同じで、その免許を持っていたからといってすぐに就職に結びつくわけではありません。

そしてこの免許についてはある程度就職先が限られています。募集人数については若干名であることが多いです。今は職業訓練の受講生が減っている時期でもありますし、これから右肩あがりで増えることもないでしょう。
ハローワークインターネットサービスで「職業訓練指導員」と検索すると全国で250件しか求人は出てきません。

ですが、この仕事は社会に貢献できる仕事です。
自分の想い・技術を伝えれる、教える楽しさがある、役立っていると感じられる。
おかげさまで就職することができました!!」といった感謝の言葉をかけられ、喜びを実感できる達成感があります。

【追記】
職業訓練指導員の「愛称・キャッチコピー」が決定しました。

テクノインストラクター ~技で未来を切り開く~

2017年全国の応募総数557件の中から選ばれ、今後は認知度向上などのために役立てて行くとのことです。
指導員というのはどうも堅苦しい感じがします。「テクノインストラクター」の方が今風なのかもしれません。

職業訓練では既に「ハロートレーニング ~急がば学べ」の愛称とキャッチコピーが使用されています。

 

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