職業訓練の役に立つ話

職業訓練 スピーチ 例文|3分間の題材と苦手な人のための対処法

2013年12月5日

職業訓練に通うことになったけれど、「スピーチをやらされるって聞いて憂鬱」「人前で話すのが苦手なのに、どうすればいいの?」と不安になっていませんか?

実際、多くの職業訓練校では日直の仕事として「朝のスピーチ」が課されます。これが苦痛で、訓練に行くのが嫌になる人もいるほどです。

しかし、なぜ訓練校はわざわざスピーチをやらせるのでしょうか?そして、「スピーチが苦手な人」でも、実は得るものがたくさんあるのです。

この記事では、職業訓練のスピーチの実態、やる意味、そして「話すことが苦手な人のための対処法」まで、実際の受講者の声をもとに解説します。

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職業訓練のスピーチとは?実施されている内容

職業訓練では、多くの場合「日直制度」が設けられており、その一環としてスピーチが行われます。

日直の主な仕事

【日直の役割】
・起立、礼などの号令をかける
・黒板(ホワイトボード)を消す
・戸締りの確認
朝のスピーチ(3〜5分程度)

「号令が苦手」「起立・礼の声出しがしんどい」という人もいますが、これも含めて日直の役割として扱われることが多いです。心配な場合は、入校前の説明会や初日のオリエンテーションで「日直のやり方(号令・スピーチの有無)」を具体的に確認しておくと安心です。

スピーチの内容は訓練校によって異なりますが、一般的には以下のようなテーマが多いです。

・自己紹介(最初の1〜2回)
・最近の出来事
・趣味や興味のあること
・就職活動の状況
・訓練で学んだこと
・時事ニュースについて

時間は3分〜5分程度で、クラス全員の前で話します。訓練校によっては、スピーチがない場合もありますが、実施している訓練校の方が多いのが実情です。なお「毎回必ず」「全員が同じ形式」とは限らず、校風や担当講師、コースによって運用が変わる点は押さえておきましょう。

職業訓練でスピーチを行う3つの理由

「なぜわざわざ苦手な人にまでスピーチをやらせるのか?」と思うかもしれませんが、実は訓練校側には明確な目的があります。

理由1:自分を知ってもらうため

職業訓練には、老若男女、様々なバックグラウンドを持つ人が集まります。年齢も職歴も目指す仕事もバラバラです。

そんな中で、「この人はどんな人なのか」を知る機会として、スピーチは非常に有効です。普段の休憩時間だけでは話さない人とも、スピーチを通じて接点が生まれます。

「あの人、意外と〇〇に詳しいんだ」「同じ趣味を持ってる人がいた」といった発見があり、その後のコミュニケーションのきっかけになります。

理由2:情報共有のため

人それぞれ、生まれ育った環境や経験してきた仕事は違います。スピーチでは、多くの人が「自分の体験談」を話すため、自分の知らない情報を得られる貴重な場になります。

【スピーチで共有される情報の例】
・前職での失敗談や成功体験
・就職活動で使えるサイトや情報
・資格試験の勉強方法
・おすすめの書籍やツール
・地域の求人情報

また、同じ趣味や興味を持つ人を見つけるチャンスでもあります。訓練終了後も付き合いが続く仲間ができることも珍しくありません。

理由3:人前で話すことの練習

これが最も重要な理由です。新しい仕事に就いた場合、人前で話す機会は思った以上に多いです。

【仕事で人前で話す場面の例】
・朝礼での報告
・会議でのプレゼンテーション
・取引先への説明
・社内の新人自己紹介

特に若い人や、前職で人前で話す経験が少なかった人にとっては、訓練校のスピーチは「失敗が許される練習の場」です。

仕事では失敗できませんが、訓練校はあくまで学びの場。緊張して言葉が詰まっても、誰も責めません。この環境を活かして、少しずつ慣れていくことができます。

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スピーチで大切なのは「自分の言葉で話すこと」

スピーチで大切なのは「上手に話すこと」ではなく「自分の言葉で話すこと」です。

ここでいう「自分の言葉」とは、立派な話をすることではありません。「昨日あったこと」「今困っていること」「訓練で初めて知ったこと」など、等身大の内容で十分です。むしろその方が聞く側も身構えず、空気がやわらぎやすいです。

例文を丸暗記するリスク

・緊張して忘れると、何も話せなくなる
・他の人と内容がかぶる可能性がある
・聞いている側に「借り物感」が伝わる
・自分の成長にならない

「例文を探している」時点で、すでに準備をしようとしているのは強みです。あとは丸暗記ではなく、例文を「型」として使い、キーワードだけ自分の体験に置き換えるのが現実的です。

スピーチが苦手な人のための3つのコツ

例文に頼るのではなく、以下の3つを意識するだけで、格段に話しやすくなります。

1. 結論から話す
「今日は〇〇について話します」と最初に言うだけで、聞く側も話す側も楽になります。

2. 具体的なエピソードを1つ入れる
「昨日、ハローワークに行ったら〇〇だった」など、実際にあったことを話すと内容が膨らみます。

3. 時間を意識しすぎない
3分ぴったりに終わらせようとすると緊張します。「2〜4分くらいでいいや」くらいの気持ちで臨みましょう。

加えて、頭が真っ白になりやすい人は「最初の一文」だけ決めておくと安定します(例:「今日は○○について話します」「結論だけ言うと○○です」)。ここさえ言えれば、その後はメモを見ながらでも立て直せます。

3分間スピーチの題材:実際によく使われるテーマ例

「何を話せばいいかわからない」という人のために、実際の訓練校でよく使われるスピーチの題材を紹介します。

定番のスピーチ題材

【日常・趣味系】
・週末の過ごし方
・最近ハマっていること
・おすすめの映画、本、音楽
・料理のレシピや失敗談
・ペットの話
・旅行の思い出

【訓練・就職系】
・訓練で難しかったこと、できるようになったこと
・資格試験の勉強方法
・ハローワークでの相談内容
・応募した求人の話
・面接で聞かれたこと
・前職での経験談

【時事・ニュース系】
・気になったニュース
・季節の話題(花見、紅葉、年末年始など)
・地域のイベント情報
・話題の商品やサービス

【体験・エピソード系】
・失敗から学んだこと
・最近驚いたこと
・感動した出来事
・人生で大切にしていること

題材選びのポイント

スピーチの題材を選ぶときは、以下のポイントを意識すると話しやすくなります。

1. 自分が実際に体験したこと
「聞いた話」よりも「自分が体験したこと」の方が、具体的に話せます。

2. 他の人の役に立ちそうな情報
「このサイトで求人探しやすかった」「この参考書がわかりやすかった」など、実用的な情報は喜ばれます。

3. 聞いている人が共感しやすい内容
「就職活動で不安なこと」「訓練で苦労していること」など、多くの人が感じていることを話すと、共感が生まれやすいです。

簡単なスピーチ構成の例

題材が決まったら、以下の構成に当てはめるだけで、3分程度のスピーチが完成します。

【スピーチの基本構成】

1. 挨拶
「おはようございます。今日の日直を務めます〇〇です」

2. 今日のテーマ
「今日は、週末に行った〇〇について話します」

3. 具体的な内容(エピソード)
「先週末、久しぶりに〇〇に行きました。そこで〜〜という体験をして、特に印象に残ったのは〜〜です」

4. 感想・学び
「この経験を通じて、〜〜だと感じました」

5. 締め
「以上です。今日もよろしくお願いします」

これだけで2〜3分は話せます。慣れてきたら、自分なりにアレンジしていけばOKです。

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まとめ:スピーチは「苦手」で当たり前

職業訓練のスピーチは、確かに最初は緊張します。人前で話すのが苦手な人にとっては、憂鬱な時間かもしれません。

しかし、スピーチを通じて得られるものは確実にあります

・自分を知ってもらえる
・他の人の経験や情報を得られる
・人前で話す練習ができる
・仲間ができる

最初から上手に話せる人なんていません。みんな緊張しています。「失敗してもいい」と割り切って、前向きにチャレンジしてみてください。

題材に困ったら、まずは「自分が最近体験したこと」から選んでみましょう。立派な話をする必要はありません。自分の言葉で、等身大の内容を話せば十分です。

よくある質問

Q1:職業訓練で必ずスピーチはありますか?

すべての訓練校でスピーチがあるわけではありませんが、実施している訓練校の方が多いです。気になる場合は、見学会や説明会で事前に確認しておきましょう。

Q2:スピーチを拒否することはできますか?

基本的には日直の一環として全員が行うものですが、どうしても無理な場合は、訓練開始前に担当講師に相談してみてください。体調面や強い不安がある場合は、配慮の相談(代替方法の提案など)ができることもあります。ただし、就職後も人前で話す機会は必ずあるため、練習の場として捉えることをおすすめします。

Q3:スピーチで何を話せばいいかわかりません。

最初は「自己紹介」や「最近の出来事」など、簡単なテーマで構いません。「昨日〇〇に行った」「今週末〇〇をする予定」といった日常の話でも十分です。慣れてきたら、訓練で学んだことや就職活動の状況などを話すと、他の受講生にも役立ちます。

Q4:緊張して頭が真っ白になったらどうすればいいですか?

メモを持って話すのは全く問題ありません。むしろ、話す内容を箇条書きにしたメモを用意しておくことをおすすめします。忘れたら、素直に「すみません、緊張して忘れました」と言えば大丈夫です。誰も責めません。

Q5:スピーチが上手な人がいて、自分と比べて落ち込みます。

スピーチの目的は「上手に話すこと」ではなく「自分のことを知ってもらうこと」です。上手下手を競う場ではありません。自分のペースで、自分の言葉で話せば十分です。

Q6:毎回違う題材を考えるのが大変です。

同じ題材を何度か使い回しても問題ありません。「先週話した○○の続き」という形でも大丈夫です。また、他の人のスピーチを聞いて「自分もそれについて話そう」とヒントを得るのも有効です。

Q7:政治や宗教の話題は避けた方がいいですか?

訓練校のスピーチでは、政治・宗教・特定の思想に関する強い主張は避けた方が無難です。様々な価値観を持つ人が集まる場なので、誰が聞いても不快にならない内容を選びましょう。

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