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ネイリストの職業訓練は未経験でも就職できる?資格と費用を解説

2017年5月7日

ネイリストになりたいけれど、「スクールは高いし、未経験から本当に就職できるのか」と不安に感じていませんか?

ネイルサロンは年々増加しており、ネイリストの需要も高まっています。しかし、未経験から就職するには、ある程度の技術と資格が必要です。民間のネイルスクールでは30万円以上の受講料がかかりますが、職業訓練なら無料で本格的なネイル技術を学ぶことができます。

この記事では、職業訓練のネイルコース(ネイリスト養成科)で学べる内容、取得できる資格、就職の実態、そして民間スクールとの違いまで、詳しく解説します。未経験からネイリストを目指す方は、ぜひ参考にしてください。

なお、就職のしやすさは地域や年齢、これまでの接客経験、取得した級(2級以上など)によっても変わります。「どこまでやれば採用に近づくか」を意識して読み進めてください。

 

ネイリスト職業訓練で学べる内容

職業訓練のネイルコースでは、ネイルの基礎技術から最先端のジェルネイルまで、実践的なスキルを習得します。

主な訓練内容

ネイリストが扱う技術には、以下のようなものがあります。

  • ネイルケア:爪の形を整えたり表面を磨いて手入れを行う
  • カラーリング:爪にマニキュアを塗る
  • ネイルアート:ネイルに様々なデザインを施す
  • リペア:傷んだり欠けた爪の補修や修復を行う
  • ジェルネイル:最近のネイルサロンで必須となっている技術

実技だけでなく接客スキルの習得も重視されており、ネイリスト経験豊富な講師のデモンストレーションを見て、相モデルやセルフで実践しながら授業が進んでいきます。

カリキュラム例(4ヶ月コース)

以下は、ネイルマスター養成科(4ヶ月コース)の例です。

科目 科目の内容 時間
学科 ネイル理論 ネイルの歴史、ネイル技術体系、爪の構造と働き、皮膚科学、生理解剖学、爪や皮膚の病気とトラブル、消毒法、トリートメント理論、化粧品学、プロフェッショナリズム、ネイルカウンセリング、サロン環境、ジェルネイル基礎理論 20
色彩学 色彩理論(基礎・応用・配色)、カラーコーディネーション 12
顧客対応知識 受付応対、接客時に必要な対応力 6
化粧品販売知識 化粧品販売、接客時に必要な知識 3
実技 ケアカラー実習 ファイリング、キューティクルクリーン、ポリッシュオンオフ、ハンドトリートメント 44
アート実習 フラットアート、チップアート 18
ジェルネイル実習 ジェルフローター、ジェルベースアート 28
ジェルアート実習 ジェルデザインアート、ストーンアート 48
イクステンション・リペア実習 チップラップ、爪の補強、ジェルチップオーバーレイ、ジェルスカルプチュア 30
マシーン実習 プレパレーション、ジェルオンオフ 30
フット実習 フットケア・角質除去、フットトリートメント、フットジェルアート 12
化粧品販売実習 化粧品の使用・提案実習 3
サロンワーク模擬実習 サロンワークの流れ、接客、施術方法 30
トータルテクニック実習 カウンセリングから学習内容の総合実習 57

企業実習・サロン見学

ネイルの授業以外に、色彩学、メイクなどの授業もあります。さらに、実際に営業しているネイルサロンへ行き、プロの施術や接客を間近で見学・体験する企業実習も実施されます。

プロネイリストの技術を見学したり、実際にネイリストが使用している材料を手にする授業もあり、現場の雰囲気を肌で感じることができます。

取得できる資格と合格率

職業訓練では、以下のような資格の取得を目指します。

主な取得可能資格

  • ネイリスト技能検定試験1級、2級、3級(JNEC)
  • JNAジェルネイル技能検定 初級、中級、上級
  • 色彩検定3級
  • ネイルサロン衛生管理士

日本ネイリスト技能検定の合格率

公開されている直近(2023〜2024年頃)の傾向をもとに、合格率の目安を見てみましょう。

JNECネイリスト技能検定 合格率(目安)
1級 約36〜38%
2級 約45〜50%
3級 約85〜90%

※合格率は実施回により変動します。

3級の合格率は約90%と高いですが、1級になると40%以下まで下がることもあり難関です。職業訓練期間中にしっかり練習を積むことが重要です。

職業訓練と民間ネイルスクールの違い

ネイリストを目指す方法として、職業訓練と民間ネイルスクールの2つの選択肢があります。それぞれの違いを見ていきましょう。

費用面での違い

民間ネイルスクール:30万円以上の受講料がかかるのが一般的です(24回コース程度)。教材費や資格試験の受験料は別途必要になることが多く、総額では40万円以上になる場合もあります。

職業訓練:受講料は無料です。ただし、教材費やネイル道具の購入費(数万円程度)、資格試験の受験料は自己負担となります。それでも民間スクールと比べて大幅に費用を抑えられます。

訓練期間の違い

民間ネイルスクール:短期集中コースから長期コースまで様々で、自分のペースで通えます。週1回や週2回など、働きながら通うことも可能です。

職業訓練:3〜6ヶ月の平日フルタイム(朝9時〜16時頃)が基本です。働きながら通うことは難しく、集中して学ぶ必要があります。

就職支援の違い

民間ネイルスクール:スクールによって就職サポートの内容が異なります。求人紹介がある場合もありますが、基本的には自分で就職活動を行います。

職業訓練:履歴書添削、面接対策、求人紹介など、就職支援が充実しています。訓練期間中に就職が決まることを目標としており、サポート体制が整っています。

未経験からネイリストとして就職できるのか

職業訓練を修了すれば、未経験からネイリストとして就職することは可能です。ただし、以下のポイントを理解しておく必要があります。

就職先の選択肢

  • ネイルサロン:最も一般的な就職先。大手チェーンから個人サロンまで様々。
  • 美容室併設のネイルコーナー:美容室にネイルサービスを提供するスペースがある場合。
  • ブライダルサロン:結婚式前のネイルケアを担当。
  • 自宅サロン開業:経験を積んだ後、独立開業する道もある。

採用されやすい条件

ネイルサロンは、ある程度技術を身につけている方を採用する傾向があります。職業訓練修了者であれば、基礎技術と資格を持っているため、未経験でも採用の可能性は十分にあります。

特に以下の点が重視されます。

  • ネイリスト技能検定2級以上を取得している
  • ジェルネイルの技術がある
  • 接客経験がある(他業種でも可)
  • 向上心があり、継続して学ぶ姿勢がある

ブランクがあっても再就職しやすい

ネイリストは、資格や実績があれば多少のブランクがあっても比較的再就職しやすい職業です。経験を積んでいけば、お客様への提案力が向上し、指名客を獲得することもできます。

また、マンションなどの一室を利用して独立開業も可能な仕事です。将来的に自分のサロンを持ちたいという夢がある方にも向いています。

職業訓練でネイリストを目指すメリット・デメリット

メリット

  • 受講料が無料:民間スクールと比べて大幅に費用を抑えられる
  • 失業保険を受給しながら学べる:条件を満たせば訓練期間中も失業保険が延長される
  • 本格的な技術を学べる:基礎から応用まで、プロレベルの技術を習得できる
  • 就職支援が充実:履歴書添削、面接対策、求人紹介などのサポートがある
  • 企業実習で現場を体験できる:実際のネイルサロンでの研修がある

なお、「失業保険を受給しながら学べる」は誰でも自動で当てはまるわけではなく、雇用保険の受給資格がある方がハローワークから受講指示を受けるなど、一定の条件があります。また、受講指示で給付制限が解除される場合でも、7日間の待期が終わっていないと支給は始まりません(待期満了後に支給開始)。

デメリット

  • 平日フルタイムで通う必要がある:働きながら通うことは難しい
  • 訓練期間が限られている:3〜6ヶ月で集中して学ぶ必要がある
  • 選考がある:人気コースは倍率が高く、不合格になる可能性もある
  • 教材費や道具代は自己負担:数万円程度の初期費用が必要

まとめ:職業訓練は費用を抑えてネイリストを目指せる

ネイリストになる早道は、学校に通うことです。それはネイルスクールでも職業訓練校でも構いません。

ただし、民間ネイルスクールでは30万円以上の受講料がかかるのがネックです。職業訓練なら、基本的なネイルケアから最先端のネイルアートまで、ネイルに関する技術を無料で学べます。さらに、接客対応などお客様に対して必要な知識も身につけることができます。

未経験からネイリストを目指すなら、職業訓練は非常にコストパフォーマンスの高い選択肢です。訓練期間中にしっかり練習を積み、資格を取得すれば、ネイルサロンへの就職の道が開けます。

将来的には、経験を積んで独立開業することも可能です。ネイリストとして長く働きたい方は、ぜひ職業訓練を検討してみてください。

よくある質問

Q1. 職業訓練のネイルコースは未経験でも受講できますか?

A. はい、未経験でも受講できます。ネイルコースは初心者向けに設計されており、基礎から丁寧に教えてもらえます。ただし、入校選考があるため、申込書の志望理由欄などでネイリストを目指す意欲をしっかり伝えることが重要です。

Q2. 職業訓練でネイリスト技能検定1級は取得できますか?

A. 訓練期間中に1級の取得を目指すことは可能ですが、難易度が高いため、多くの場合は2級または3級の取得を目標とします。1級の合格率は30〜40%程度であり、訓練修了後も継続して練習・受験することが一般的です。

Q3. 職業訓練修了後、すぐにネイルサロンに就職できますか?

A. 訓練修了と同時に就職できるかどうかは、年齢、取得した資格、就職活動のタイミングによって異なります。ネイリスト技能検定2級以上を取得していれば、未経験でも採用される可能性は高まります。訓練期間中から積極的に就職活動を行うことが重要です。

Q4. 教材費や道具代はどれくらいかかりますか?

A. 訓練校によって異なりますが、ネイル道具一式(ネイルファイル、ブラシ、ジェル、ライトなど)で3万〜5万円程度が目安です。さらに、資格試験の受験料(3級で7,400円、2級で9,800円、1級で12,500円 ※2025年時点)も別途必要になります。※受験料は改定される場合があります。

Q5. 職業訓練中に失業保険はもらえますか?

A. 雇用保険の受給資格がある方が「受講指示」で職業訓練に通う場合、訓練期間中は失業保険が延長されます。自己都合退職の場合でも、給付制限期間(2026年1月時点では原則1ヶ月)を待たずに訓練初日から支給されます。ただし、待期期間(7日間)が満了していない場合は、待期満了後から支給が始まります。また、受講指示が出るかどうかはハローワークの判断によります。

Q6. ネイリストの給料はどれくらいですか?

A. 未経験から正社員として働く場合、月給18万〜22万円程度が一般的です。歩合制やインセンティブ制度を導入しているサロンもあり、指名客が増えれば収入も上がります。経験を積んで独立開業すれば、さらに高収入を目指すことも可能です。

Q7. 年齢制限はありますか?40代でもネイリストになれますか?

A. 職業訓練自体に年齢制限はありませんが、ネイルサロンへの就職は年齢によって難易度が変わります。20代〜30代であれば未経験でも採用されやすいですが、40代以降は厳しくなる傾向があります。ただし、接客経験や美容関連の経験があれば、40代でも採用されるケースはあります。また、独立開業を視野に入れる選択肢もあります。

 

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