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フラワーデザイナー資格は職業訓練がお得!難易度・費用・就職を徹底解説

「フラワーデザイナーの資格を取りたいけど、職業訓練で取れるの?」

「独学とどっちがいい?」「口コミで"やめたほうがいい"って見たけど本当?」

フラワーデザイナーに興味を持ったとき、こうした疑問が次々と浮かんでくるのは当然です。資格の取り方、費用、訓練の中身、就職した後の現実。知りたいことが多すぎて、何から調べればいいか分からなくなりがちです。

先に結論をお伝えすると、職業訓練なら受講料無料でフラワーデザイナー3級レベルの実技を学べます。訓練内容によってはNFD(日本フラワーデザイナー協会)の受験要件を満たせる可能性もあります。

ただし、花の仕事は華やかなイメージとは裏腹に、体力勝負の一面もあります。「やめたほうがいい」と言われるのにも理由があるのです。

この記事では、フラワーデザイナー資格の取得方法から、職業訓練の具体的な内容、独学・教室との費用比較、そして就職後の給料や仕事のリアルまで、すべてまとめました。

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フラワーデザイナー資格とは

フラワーデザイナー資格は、公益社団法人日本フラワーデザイナー協会(NFD)が認定する民間資格です。花業界での知名度が高く、就職やキャリアアップの際にアピールポイントになります。

資格の種類と難易度

フラワーデザイナー資格には、以下の4段階があります。

NFDフラワーデザイナー資格の4段階

レベル 内容
講師 指導者 教室の講師として活動可能
1級 上級 プロフェッショナルレベル
2級 中級 より高度な技術と知識
3級 入門 基本的なアレンジメント技術

職業訓練で目指すのは、主にNFDフラワーデザイナー3級レベルです。3級は入門レベルとはいえ、学科試験と実技試験の両方があり、しっかり準備しないと合格できません。

資格を取る3つの方法

フラワーデザイナー資格を取得するルートは、大きく3つあります。

  • 職業訓練で学ぶ(受講料無料、給付金や手当を受けながら通える場合あり)
  • フラワーアレンジメント教室で学ぶ(有料だがスケジュールが柔軟)
  • 独学で学ぶ(費用は抑えられるが、実技練習が難しい)

それぞれの費用やメリット・デメリットは、この後の章で詳しく比較します。

職業訓練で学べる内容

フラワー関連の職業訓練は、花屋、ブライダル装花、葬儀装花、生花・造花・プリザーブドフラワーなど、花業界への就職を目指す方を対象としたコースです。

コースの名称は訓練校によって異なりますが、以下のような名称で開講されています。

  • フラワーデザイン科
  • フラワーデザイナー養成科
  • フラワークリエイター科
  • 装花・ブライダル装花科
  • フローリスト養成科

訓練期間と種類

職業訓練の期間は、主に2パターンあります。

フラワー系職業訓練の期間

  • 3ヶ月コース(約330時間):公共職業訓練に多い
  • 4ヶ月コース(約405時間):求職者支援訓練に多い

公共職業訓練は主に失業保険受給者向け、求職者支援訓練は失業保険を受給できない方向けの制度です。どちらもフラワー系のコースが開講されることがあります。

3ヶ月コースのカリキュラム例

ブライダル、ショップ、葬祭などの花業界で戦力として活躍できる人材を育成するコースです。NFDフラワーデザイナー3級レベルの実力を訓練目標としています。

区分 科目 内容 時間
学科 フラワーデザイン概要 フラワーデザインに関する基礎知識 12
販売・流通の基礎知識 フラワービジネスの基礎、商品と流通、販売と経営管理 6
装飾学 装飾概論、作業法、植物概論、冠婚葬祭の花装飾 18
マーケティング知識 顧客ニーズの把握、商品開発 6
構成理論 アレンジメント、花束、コサージュ、ブーケの構成理論 36
造形要素と秩序 花の種類・形態と造形に必要な要素 12
色彩学 TPOに応じた花の色彩構成の理論 12
職業能力基礎講習 自己分析、コミュニケーション、自己表現 30
実技 植物の水揚げ実習 仕入れ後の多種多様な植物の水揚げ作業と仕分け 12
アレンジメント実習 教会装飾、葬祭、レセプション、プレゼント用等の作成 84
花束実習 贈答用花束の作成とラッピング 27
ブーケ実習 ウェディングブーケの作成 48
コサージュ実習 ブライダル・入学式等で使用するコサージュの作成 15
その他 就職支援 12
訓練時間合計 330時間(学科132時間・実技186時間・その他12時間)

4ヶ月コースのカリキュラム例

ビジネススキルを含めた幅広い知識を身につけ、フラワーデザイナーやフローリストとして働ける実力を目指すコースです。

区分 科目 内容 時間
学科 職業能力基礎講習 自己表現、職業意識、コミュニケーション、ビジネスマナー 24
花卉業界の知識 花卉の知識と流通概要、業界の資格 6
花色彩 パーソナルカラー、シーズン別配色、ブライダルスタイル 30
フラワーデザインの基礎 安全衛生、アレンジの形・手順、指導方法 30
フラワーデザインの応用 花束・アレンジ・ブライダル制作の企画デザイン、プレゼン手法 30
フラワーデザインの販売 接遇マナー、クレーム対応、仕入と価格設定 36
実技 販売演習 接遇マナー、チラシ・POP制作、プレゼンテーション 18
花デッサン スケッチ基本、テーマからのデザイン企画 18
基本アレンジ演習 オアシスセット、水揚げ、基本6形態の実習 72
応用アレンジ演習 コサージュ等のワイヤリング演習 48
実践アレンジ演習 ブライダルブーケ、花束、リース、応用アレンジ等 72
その他 職場見学、職場体験、職業人講話など 21
訓練時間合計 405時間(学科156時間・実技228時間・その他21時間)

4ヶ月コースは3ヶ月コースに比べて実技の時間が多く、販売やデッサンなどビジネス寄りのスキルも学べます。

取得できる資格・受験を目指せる資格

訓練コースによって、目指せる資格が異なります。

3ヶ月コースの場合(例)

  • NFDフラワーデザイナー3級の受験要件を満たすレベルを目標
  • フラワーデザイナー資格検定試験(NFD)
  • アシスタントウェディングプランナー(日本ウェディングプランナーネットワーク協会)

4ヶ月コースの場合(例)

  • ITFAフラワーアレンジメント ベーシック認定(任意受験)

ここで注意してほしいのが、「訓練を修了すれば自動的にNFD3級を受験できる」わけではないという点です。

NFDの受験要件を満たせるかどうかは、訓練校のカリキュラムがNFDの基準に対応しているかによります(認定校かどうか等)。募集要項や見学会で「NFD3級の受験要件をクリアできるか」「実技免除の特典はあるか」を必ず確認してください。

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費用を比較する:職業訓練・独学・教室

「結局いくらかかるのか」は、最も気になるポイントでしょう。3つの方法それぞれの費用を具体的に見ていきます。

フラワーデザイナーへの3つのルート

特にNFD資格は、受験料だけでなく合格後の「登録料」や「年会費」がかかるため、資金計画が重要です。

職業訓練の費用

職業訓練の最大のメリットは、受講料が無料であることです。ただし、すべてが無料ではありません。以下の費用は自己負担になります。

  • 教材費:約1万円〜3万円
  • 花材費:約2万円〜5万円(訓練期間中の実習用)
  • 資格試験関連費用:約3万円〜5万円
    (受験料だけでなく、合格後の正会員登録料や年会費を含んだ目安です※資格登録する場合)

合計で約6万円〜13万円程度(資格をすべて取得・登録する場合)の自己負担が発生します。花材費が想像より高いと感じる方も多いですが、受講料が無料であることを考えれば、コストパフォーマンスは非常に高いと言えます。

独学の費用

  • 教材費:約5,000円〜1万円(テキスト・参考書)
  • 花材費:約5万円〜10万円(自分で練習用の花を購入)
  • 資格試験関連費用:約3万円〜5万円(※資格登録する場合)

合計で約9万円〜16万円程度です。職業訓練と比べて大きく変わらないように見えますが、独学の最大の問題は「実技練習の場がない」ことです。自宅で一人で練習するしかなく、客観的なフィードバックも受けられません。花材も小売価格で買うため割高になりがちです。

フラワーアレンジメント教室の費用

  • 受講料:約10万円〜30万円(3〜6ヶ月コース)
  • 花材費:約3万円〜5万円
  • 資格試験関連費用:約3万円〜5万円(※資格登録する場合)

合計で約16万円〜40万円程度です。職業訓練と比べるとかなり高額になります。ただし、スケジュールが柔軟で、在職中でも通えるのがメリットです。

3つの方法の比較表

職業訓練 独学 フラワー教室
費用合計 約6万〜13万円 約9万〜16万円 約16万〜40万円
期間 3〜4ヶ月 自分次第 3〜6ヶ月
実技練習 訓練内で実施 自分で確保 教室内で実施
失業保険 延長の可能性あり
(条件による)
なし なし
就職支援 あり なし ケースによる
スケジュール 平日日中固定 自由 比較的柔軟

費用面では職業訓練が最もお得です。さらに雇用保険の受給資格がある方なら、給付を受けながら通えるため、生活費の心配も軽くなります。

※費用は資格試験関連費用を含んだものです

フラワーデザイナー3級の難易度と合格のポイント

フラワーデザイナー3級は入門レベルの資格ですが、「簡単」というわけではありません。

試験の内容

試験は学科と実技の2つで構成されています。

  • 学科試験:フラワーデザインの基礎知識、色彩、装飾学など
  • 実技試験:アレンジメント、花束、ブーケなどの制作(制限時間あり)

実技試験では、制限時間内に正確にアレンジメントを完成させる必要があります。知識だけでは合格できないのがこの資格の特徴です。

合格率と対策

公式の合格率は公表されていませんが、一般的に60%〜70%程度、認定校や訓練校経由であれば80%以上とも言われています。

職業訓練や教室でしっかり学べば合格の可能性は高いですが、独学の場合は実技対策が課題になります。自分で花材を用意して繰り返し練習する必要があり、費用も時間もかかります。何より、客観的なフィードバックがないため、自分の弱点に気づきにくいというデメリットがあります。

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就職先と給料の現実

資格を取った後、実際にどんな仕事に就けるのか。そして給料はいくらなのか。ここは夢と現実のギャップが大きい部分なので、正直にお伝えします。

フラワー業界の「やりがい」と「覚悟」

主な就職先

  • 花屋・フラワーショップ
  • ホテル・結婚式場・ウエディング会場
  • 葬儀装花関連
  • 百貨店のフラワーショップ
  • 花関連会社(花材、加工、生産)
  • フラワーアレンジメント教室の講師(経験を積んだ後)

仕事の実態

フラワーショップでは、お客様の予算に合わせて商品を仕上げたり、百貨店のディスプレイを生花で装飾したりします。お客様の目の前で制作することも多いため、スピードと正確性の両方が求められます。

花の扱いだけでなく、色彩感覚、流行、ファッションの知識も必要です。配達もあるため、普通自動車運転免許が必須の求人も多くなっています。

給料の現実

フラワーデザイナーの給料は、正直なところ高くありません。地域・雇用形態・勤務先の規模で大きく差がありますが、目安は以下の通りです。

  • 初任給:月給17万円〜20万円程度
  • 経験者:月給20万円〜26万円程度
  • 独立・講師:収入は大きく変動(年収300万円〜1,000万円以上も)

以前は月給15万円程度からのスタートも珍しくありませんでしたが、近年の最低賃金上昇に伴い、初任給は多少改善傾向にあります。それでも、他業種と比較すると決して高くはありません。

重労働に対して給料が見合わないと感じる方も少なくありません。ただし、経験を積んでフラワーアレンジメント教室の講師として独立する道もあり、長期的なキャリアプランを考えることが大切です。

「やめたほうがいい」と言われる理由

口コミで「やめたほうがいい」と言われるのには、具体的な理由があります。

フラワーデザイナーの仕事 メリットとデメリット

フラワーデザイナーの仕事で覚悟すべきこと

  • 花の出し入れが多く、水桶を持つなど体力勝負の仕事
  • 早朝の仕入れから深夜の撤去まで及ぶこともある
  • 花を扱うため暖房をつけられない環境で働く(冬は常に寒い)
  • 手荒れ、花のアク、トゲによる擦り傷が絶えない
  • 土日祝日、母の日、クリスマスなどが繁忙期で休めない
  • 運転免許が必須のところが多い

「おしゃれなお店で働いてみたい」という見た目だけの理由では続かない仕事です。花が好きというだけでなく、体力面の覚悟も必要になります。

一方で、こんな魅力もあります。

  • 自分の作ったアレンジを「きれい」「かわいい」と喜んでもらえる
  • 大好きな花に囲まれて一日を過ごせる
  • 職人の世界なので、努力した分だけ技術向上という結果に表れる
  • 将来的に講師として独立する道もある

厳しさと喜びの両方がある仕事です。覚悟の上で進むなら、やりがいは大きいでしょう。

職業訓練を受けるべき人・受けなくても良い人

ここまでの内容を踏まえて、職業訓練が向いている人とそうでない人を整理します。

職業訓練が向いている人

  • 本気で花業界に就職したい人
  • 失業保険を受給していて、給付を受けながら学びたい人
  • 独学では難しい実技をしっかり練習したい人
  • 費用を抑えて資格取得を目指したい人
  • ハローワークの就職支援を活用したい人

職業訓練でなくても良い人

  • すでに花業界で働いていて、実務経験がある人
  • 趣味でフラワーアレンジメントを楽しみたい人(教室の方が柔軟)
  • 平日日中の3〜4ヶ月間、時間が取れない人

「やめたほうがいい」と言われるのは、花材費が想像より高いことと、就職後の給料が低い現実があるからです。ここを理解した上で「それでも花業界に入りたい」「実技の場数を踏みたい」という人には、職業訓練は相性の良い選択肢です。

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まとめ

フラワーデザイナーの資格取得には、職業訓練・独学・教室の3つの方法があります。

職業訓練なら受講料無料で、3〜4ヶ月間集中してNFD3級レベルの実技を学べます。失業保険を受給中の方なら、給付を受けながら通えるのも大きなメリットです。

ただし、フラワーデザイナーの仕事は想像以上に体力勝負で、給料も高くはありません。華やかなイメージだけで飛び込むと後悔する可能性があります。

まずは最寄りのハローワークでフラワー系の訓練コースが開講されているか確認し、可能であれば見学会に参加してみてください。実際の訓練の雰囲気を知った上で判断するのが、一番後悔のない選び方です。

よくある質問(FAQ)

フラワーデザイナー資格は独学でも取得できますか?

独学でも取得は可能です。ただし、実技試験の対策が課題になります。制限時間内にアレンジメントを完成させる必要があるため、実際に花材を用意して何度も練習することが重要です。費用は約9万円〜16万円程度かかります。

職業訓練の自己負担はいくらですか?

受講料は無料ですが、教材費・花材費・資格試験関連費用(登録料含む)で約6万円〜13万円程度の自己負担が発生します。特に花材費と資格登録料は想像より高い場合があるので、事前に確認しておきましょう。

フラワーデザイナー3級の合格率はどのくらいですか?

公式の合格率は公表されていませんが、一般的に60%〜70%程度と言われています。職業訓練校や認定校でしっかり学べば合格の可能性はさらに高まります。

職業訓練と独学、どちらがおすすめですか?

失業保険を受給中の方、実技を集中して学びたい方、費用を抑えたい方は職業訓練がおすすめです。すでに花業界で経験がある方や、趣味で学びたい方は独学や教室の方が向いています。

フラワーデザイナーの初任給はいくらですか?

月給17万円〜20万円程度が目安です。経験を積むと月給20万円〜26万円程度になりますが、重労働に対して給料が高くないのが現実です。将来的に講師として独立すれば、収入アップの可能性もあります。

職業訓練を受けるには失業保険が必要ですか?

必要ありません。失業保険を受給中の方向けの「公共職業訓練」と、失業保険を受給できない方向けの「求職者支援訓練」があり、どちらでもフラワー系のコースが開講されることがあります。

「フラワーデザイナーはやめたほうがいい」と言われる理由は?

花材費が想像より高いこと、就職後の仕事が体力勝負であること、給料が高くないことが主な理由です。ただし、花が好きで体力面も覚悟できる方にとっては、やりがいのある仕事です。

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