職業訓練コース一覧

ビル設備・ビル管理の職業訓練、資格について

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ビル管理者を対象にした職業訓練です。主にビルメン4点セットと言われる、第二種電気工事士、危険物取扱者乙種4類、2級ボイラー技士、第3種冷凍機械責任者等の資格を取得します。

ビル設備、ビル管理とは、オフィスビルや店舗ビルなどにおいて電力設備、空調設備、給排水設備等の運転や調整、管理を行う仕事です。

電気設備の場合は、エレベーター、照明機器、電話などに必要な電力が送られているかどうかを確認します。電力計、電圧計、電流計などを常に監視し、問題があれば調査し、場合によってメーカー手配等の対応を行います。

空調設備では、冷暖房用機械の運転を行い、室内の温度、湿度、換気が一定に保たれるように操作します。また、給排水設備では、飲料水用の水槽ポンプの運転、背水の処理に関わる設備管理を行います。

資格が無いと操作できない装置もあるため、資格は必須です。

 

対象者

中高年齢者や異業種からの転職でも、高い就職率を推移
受験生の平均年齢4O歳代、9割以上の方は未経験者

・機械設備、電気設備に興味を以っている方
・高齢まで長く勤務したい方

訓練内容

例1.ビル設備管理者養成コースの訓練内容(3ヶ月コース)

ビル設備管理等で必要とされるボイラー技士、危険物取扱者及び電気工事士としての知識、実務能力を習得し、ビル設備管理等で活躍できる人材を育成します。

科目 科目の内容 時間
学科 建築物概論・ビル管理 建築物の構造・種類・機能等、ビル環境衛生管理等 24
電気設備 電気設備概論、電気工事士受験対策 42
空調設備 熱源機の種類、仕組み、機能等 12
給排水設備 貯水槽、高架水槽、汚水槽等含む 6
防災設備、消防設備講座 自動火災報知機、防火設備機器等 24
ボイラー受験講習 ボイラーの種類、構造、機能等 66
危険物取扱受験講習 石油、ガソリン等の爆発性引火物扱い 60
冷凍機械責任者講座 冷凍理論、高圧ガスに係る保安業務 30
就職支援講座 応募書類・ジョブカード作成、面接対策、情報交換会 30
現場実習、体験、見学等 ボイラー運転、電気設備運転、中央監視室運転実習 24
総訓練時間:318時間

配電盤

例2.ポリテクセンタービル設備コース(ビル管理技術科)の訓練内容(6ヶ月コース)

科目 科目の内容
電気配線工事 ■内容:直流・交流の基本的な電気回路を理解し、電灯・スイッチなどの電線接続配線作業方法の知識と技能を学び、簡易な屋内配線工事の知識と実際にビル電気設備における簡単な電気部品交換等ができる技術を習得します。 ■項目: ・電気回路 ・電気測定 ・配電理論と配線図 ・電線接続 ・ケーブル配線(施工) ・電線管工事 (関連資格:第二種電気工事士)
電気設備保全管理 ■内容:空調ファンや給水ポンプのモーターを駆動させるシーケンス制御の基本回路を理解し、異常時で単純なトラブルに対応することができる知識、また、受変電設備や非常用電源設備の保守・点検の知識と技能を習得します。 ■項目: ・シーケンス制御(基本) ・シーケンス制御(時間) ・シーケンス制御(電動機運転) ・受変電設備保全 ・発電設備と蓄電池設備 ・電動機の保守・点検
防災設備管理作業(自動火災報知設備の点検・管理) ■内容:火災発生時に火災の発見、避難警報、初期消火など役割を担う防災設備の中で、警報設備及び消火設備の構造・原理を学び、日常での点検・警報時の対応ができる知識と技能を習得します。 ■項目: ・第四類の消防設備(構造・点検);自動火災報知設備 ・第四類の消防設備(法令) ・消火設備の概要(スプリンクラーなど) (関連資格:第四類消防設備士)
情報活用 ■内容: パソコンによる報告文書作成及び表計算ソフトでの記録データ管理ができる技能を習得します。 ■項目: ・文書作成 ・表計算
空調設備保全管理 ■内容: ビル内の冷暖房や換気を行い、室内空気環境を快適な状態に維持するための知識・技能を習得します。 家庭用エアコンの設置実習及び空気環境測定実習等を通して、冷凍の原理やエアコンの構造・冷媒配管の知識と技能を習得します。 ■項目: ・空調設備概論 ・冷凍法 ・湿り空気線図と空調負荷 ・空調設備(冷媒配管) ・空冷式エアコン ・空調設備の故障診断 (関連資格:第2種及び第3種冷凍機械責任者)
給排水衛生設備管理作業 ■内容:上水の給水方式の理解と受水槽などの点検や水質測定方法を習得します。 排水配管系統の理解と洗面器や便器など衛生器具類の取扱い及び各材料の配管実習を通して、給排水設備保全に関する知識と技能を習得します。 ■項目: ・上下水道と公衆衛生 ・環境衛生管理 ・給排水管の接続 ・衛生器具の設置・交換 ・給排水配管接続実習
ボイラー取扱い技術 ■内容: 暖房用の温水や水蒸気をつくるボイラーの構造及び燃焼の仕組みの理解と運転・保全に関する知識と技能を習得します。 ■項目: ・ボイラーの構造と原理 ・ボイラーの取扱いと関連法規 ・ボイラーの燃焼装置 (関連資格:二級ボイラー技士)
その他ビル設備に関する知識 ■内容: ビル建物における各種設備に関連する知識を習得します。中央管理システムの概要、設備の燃料となる危険物の取扱いについて、ビル建物の必要なクリーニングの基本的知識など関連する知識を習得します。 ■項目: ・ビル管理システム ・危険物取扱い(乙種四類)と関連法規 (関連資格:危険物取扱い(乙種四類)) ・ビルクリーニング概論
総訓練時間:668時間

◆動画(YouTube:ビル設備サービス科(ポリテクセンター))

主な取得可能資格

ビルメン4点セットと呼ばれる資格を中心に取得していきます。

第二種電気工事士、危険物取扱乙種4類、2級ボイラー技士、第三種冷凍機械管理者、消防設備士乙種第4類等

資格ありきの仕事なので、資格取得スケジュールを厳密に立てる必要があります。
また、資格取得には多くのお金が必要です。

◆第二種電気工事士(年2回)合格率

筆記試験 実技試験
平成25年度 62.4% 76.0%
平成26年度 59.0% 74.2%
平成27年度 58.8% 70.7%
平成28年度 58.6% 73.4%


◆危険物取扱者試験(乙種4類)

受験者数 合格率
平成27年度 271,234人 29.4%
平成28年度 264,946人 28.9%


◆消防設備士試験(乙種4類)

受験者数 合格率
平成27年度 12,068人 28.3%
平成28年度 10,072人 32.5%


◆2級ボイラー技士(月1程度試験あり 受験料:6800円)

受験者数 合格率
平成28年度 27,211人 58.5%


※ボイラー講習 3日間 21,600円 テキスト代:2,780円

◆第3種冷凍機械責任者試験(年2回 受験料:16,200円)

受験者数 合格率
平成26年度 9,022人 19.0%
平成27年度 9,801人 25.9%
平成28年度 8,913人 34.8%



主の就職先の業種、職種

ビル管理、ビル設備管理、設備管理、施設管理、施設維持管理、設備運転管理、設備エシジニア、建物管現業務、防災センター要員、消防設備保守、点検、防災設備、保安管理員、マンション管理 (設備系)、電気工事士、設備点検 等

給与については資格や経験等によっても異なりますが、全般的に低い傾向にあります。

ハローワークや求人サイトにて給与形態を把握しておきましょう。

まとめ

オフィスビル、商業ビル、病院など様々なビルの電気、空調、消防、給排水などの設備を管理すす「ビル設備管理技術者」を目指します。2つのタイプがあり、ビルを巡回訪問して施設管理する技術者と、ビルに常駐して設備管理をする技術者に分かれます。

求人票の職種では、ビル管理、ビルメンテナンス、設備管理、建物管理などの職種となります。

この職業については、若年者から中高年齢者まで様々な年齢層の人が働いています。
70歳になっても経験のある方は働いているため、長く働ける職種と言えます。

資格取得が重要になるため、訓練期間中にスケジュールを立てて資格取得を目指す必要があります。職業訓練校もそのあたりを考慮してカリキュラムを立てています。

 

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