求職者支援訓練について

基金訓練とは(求職者支援訓練の前の制度)

2013年11月27日

基金訓練から → 求職者支援訓練へ

基金訓練の制度は終了しました。代わりの制度として「求職者支援訓練」が行われています。

基金訓練は、平成21年度補正予算「緊急人材育成・就職支援基金」により、2011年(平成23年9月開講分)まで実施され、これは雇用保険を受給できない方のためのセーフティネットの位置づけとして行われました。

基金訓練は無料で受講できる職業訓練です。更に生活支援として月10万円の支給も行われました。

2008年11月、リーマン・ショックから始まる金融危機を発端とする世界的不況において、自動車産業や家電メーカーなどを中心する製造業による大規模な労働者派遣契約の打ち切り(派遣切り)が行われました。

リーマン・ショックが起こった翌年より基金訓練が始まりました

仕事の実務経験や、貯蓄が少ない労働者が失業した場合、次の職に就くのが困難です。生きていくために仕事を探さなければならず、将来に向けての安定した仕事に就くことが難しくなります。

これを機に第二のセーフティネットとして始まったのが「基金訓練」です。緊急という言葉があるように補正予算で急遽作られた暫定の制度なのです。

※第一のセーフティネットは雇用保険(失業給付)です。

基金訓練は2年あまりの間でしたが、4万の基金訓練のコースが開講し、55万人の人が受講しました。
そして36万人の人が訓練受講期間中に「訓練・生活支援給付金」の支給が行われました。
基金訓練でスキルアップした結果、既に21万人が就職しています。

この緊急人材育成支援事業を恒久化したものが、求職者支援制度(求職者支援訓練)となります。
求職者支援訓練は2011年(平成23年)の10月より開始されています。

求職者支援訓練については詳細は以下でご確認ください。
求職者支援制度(求職者支援訓練)とは

 

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