職業訓練コース一覧

アロマ、エステ(職業訓練、資格)

2017年5月7日

アロマエステ関連に興味がある方向けの職業訓練です。ここでは実際の2つのコース例を紹介しています。

ストレス社会となりつつある現代において、日々の生活のなかに癒しやリラックスを求める人が増えています。また、女性であればいつまでもキレイでいたいと思う気持ちは永遠。自分の美を追求するためにプロの施術を利用する人も増えています。

ここ10年で 急速に職業として普及したのがエステティシャン です。

エステティックは、髪の毛を除く、顔や身体の手入れを行うサービスを意味します。
そのサービスを行う場所をエステティックサロン、そこで働く人をエステティシャンと言います。

仕事としては、カウンセリングからはじまり、フェイシャルトリートメント、ボディケア、美容脱毛の他、施設によってはネイルケアやフットケアを行います。

職業訓練の主な制度は2種類あります。「公共職業訓練」と「求職者支援訓練」
アロマエステ関連の職業訓練は「求職者支援訓練」のみでの開催です。

求職者支援訓練は主に雇用保険(失業保険)の受給資格がない方が対象ですが、失業保険を受けている方、受給資格がある方でも受講することができます。

コース期間は主に3ヶ月から6ヶ月間で全国で開催されています。

またネイル・ネイリストについては、以下を参照してください。
ネイリスト・ネイルサロン(職業訓練・資格)

 

訓練種類(過去のコース名)

様々なコース名で開講されています。

  • アロマ・エステ・ボディセラピスト科
  • セラピスト養成科
  • トータルビューティー、エステティシャン養成科
  • アロマ&ハーブスペシャリスト科
  • ボディケア・アロマ実践訓練科
  • トータルケアスペシャリスト養成科など

訓練内容

初心者からでもしっかりと基礎から学べるカリキュラムを用意しています。アロマセラピストとして必要な知識と実技を学びます。

アロマテラピーやハーブの基礎知識だけではなく、フェイシャルエステやボディのアロマトリートメント、フォットケアの手技まで幅広く習得し、エステティックサロン、リラクゼーションサロン等において全身のトリートメント技術が実施可能となります。

アロマエステ

例1.セラピスト養成(アロマ・オイル・ハーブ・フェイシャル)科コースの訓練内容(4ヶ月コース)

科目 科目の内容 時間
学科 セラピスト基礎知識 安全衛生、顧客管理に関するプライバシー保護、サービスや接客方法、報連相など業務上のマナー等 32
リラクゼーション関連知識 リラクゼーション業関連知識、禁止事項、注意事項 24
解剖生理学 人体のしくみ(骨格、筋肉、脈管、内蔵、神経、感覚器など) 42
アロマの知識 アロマの高価・効用、歴史・ブランド法、アロマの注意事項・症状例活用法) 42
ハーブの知識 ハーブの基礎知識・ハーブティーの基礎知識・ハーブの活用法 12
ボランティア理論 アロマの活動分野、福祉、ホームケア 6
フェイシャルトリートメント基礎知識 肌診断、施術上の注意点、セルフケアアドバイス法 3
オイルトリートメント基礎知識 トリートメントを行なう上での注意点、オイルの種類 3
実技 接客訓練演習 カウンセリング、フットバス、ベッドセット、タオルワーク、接客用語、電話対応、予約管理の実務演習接客実務で必要なロールプレイング実技 30
アロマクラフト実技演習 精油のぶrンド実践、ルームフレッシュナー等精油を使用した作成実技 6
オイルトリートメント実技演習1 うつぶせの姿勢で背部・背中・腕・上半身へのオイルトリートメント実技 24
オイルトリートメント実技演習2 うつ伏せの姿勢で脚部・ふくらはぎ・下半身へのオイルトリートメント実技 24
オイルトリートメント実技演習3 仰向けの姿勢での腕・肩・手・上半身へのオイルトリートメント実技 24
オイルトリートメント実技演習4 仰向けの姿勢でのひざ下・脚部へのオイルトリートメント実技 24
セルフケア実技演習 セラピストとしてのお客様へのセルフケアアドバイス法の実技 6
ハンドトリートメント実技演習 ハンドトリートメントの基本手法とタオルワークの実技演習 6
アロマフェイシャル実技演習 オイルを使った基礎的なフェイシャルの実技演習 12


例1.アロマセラピスト養成科科コースの訓練内容(4ヶ月コース)

科目 科目の内容 時間
学科 安全衛生 殺菌消毒法、手技を行う環境や感染症等衛生面での知識習得 2
アロマ概論 香りに親しむ安全の為の注意、精油の抽出方法と部位、アロマセラピーのメカニズムと生理学、精油の成分、香りの心理、アロマに関する法令、応用テクニック、精油成分や効能の考察 66
栄養学 食品の栄養素を効率よく摂取する方法 5
実技 エステティシャンの心構え 基本意識とプロ意識、コンプライアンスに基づいた行動、接客マナー、メンタルアップアドバイス 5
コンサルテーション演習 クライアントの状況把握、カルテの作成方法、個人情報の管理 10
精油の取扱演習 精油を芳香と特徴の把握、オーリングテスト、希釈の方法、応用テクニック 15
セルフトリートメント技術演習 セルフトリートメント、キャリアオイルについて 10
ハンドトリートメント技術演習 ハンドトリートメント、高齢者向け・介護用アロマトリートメント、ボランティア応用テクニック 25
フェイシャルヘッド技術演習 フェイシャル・デコルテ・ネック・ヘッドへのリンパトリートメント、クレンジング、トリートメントパック、笑顔の作り方 20
基本姿勢技術演習 施術者の身体を守る基本姿勢の習得、体重移動、エステティシャンに必要な美しい立ち姿勢、身体のケアやトリートメントのポイント 25
ボディ技術演習 基本姿勢を利用した身体全体へのトリートメント技術の習得(前面・後面) 85
フルボディ技術演習 身体全体へのトリートメントと時間配分、実践的グループトレーニング 95
アロマインストラクター技術演習 クラフト講師に必要な技術、講座の組み立て方、アロマクラフト作成の説明方法 15
栄養学アドバイス演習 栄養学を扱うアドバイスの仕方(食養生など) 5

主な取得可能資格

  • アロマテラピー検定1級(合格率:約90%)
  • アロマアドバイザー
  • 認定ボディ・エステティシャン
  • ハーブ検定
  • ハーブアドバイザー

アロマテラピー検定とは

アロマテラピー検定とは、日本アロマテラピー協会を母体とする公益社団法人 日本アロマ環境協会(AEAJ)が実施している民間資格です。

毎年約2万人が受験し、これまでの累計受講者数は約53万人以上です。難易度は低く、1級でも合格率は約90%と言われています。

■受験者の年代

そして、1級を取得し、日本アロマ環境協会(AEAJ)への入会、認定講習会受講(3時間)することで、アロマテラピーアドバイザー資格を取得することができます。

アロマテラピーアドバイザー資格とは

アロマテラピーの基本知識を正しく社会に伝えることができる能力を認定する資格です。 精油の正しい使用方法やアロマテラピーに関する法律の知識を習得し、安全なアロマテラピーの楽しみ方を一般の方にアドバイスできる専門人材です。

引用:アロマテラピーアドバイザーとは(AEAJ)

主の就職先の業種、職種

  • エステティシャン
  • ボディセラピスト
  • アロマセラピスト
  • 美容アドバイザー

まとめ

近年の美容・理容関連分野は、新店舗の乱立や技術者不足により大変厳しい状況になっています。

これらの問題に対する打開策として「顧客の様々な要求」に答えるべく、新しい美容関連技術をメニューに加えて他店舗と差別化しています。

訓練校では、訓練期間中に受講生の就職につながる職業人講話やハローワークや民間企業の就職説明会の周知、模擬面接、保有就職情報の提供等、様々な就職支援を実施しています。美容・アロマ・エステティック関連業界等、活躍の場は広がっています。

アロマエステの施術は体力を使いますし、想像以上にキツイ仕事。お客様とのコミュニケーションも必要です。また20時や21時までと夜遅くまで営業しているお店がほとんど。

厳しい世界ですが、「好きだから」「やりがいがあるから」「やりたい仕事だったから」と頑張って働いている方も多いです。離職率が高いのがこの業界。きちんと独立などの目標をもつことが大切です。

 

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